宜野湾市議会 > 2019-06-19 >
06月19日-06号

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  1. 宜野湾市議会 2019-06-19
    06月19日-06号


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    令和 元年  6月 定例会(第422回)   令和元年第422回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和元年6月19日(水)                       午後3時34分(散会時刻)1.出席議員(20名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       2   伊佐文貴     3   平安座武志       4   又吉 亮     5   栄田直樹       6   上里広幸     7   宮城政司       9   濱元朝晴    10   宮城 司      11   石川 慶    12   宮城 克      13   山城康弘    16   玉城健一郎      17   伊佐哲雄    18   屋良千枝美      19   知名康司    20   呉屋 等      21   平良眞一    22   桃原 朗      25   桃原 功    26   米須清正2.欠席議員(6名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     8   宮城 力      14   真喜志晃一   15   知念秀明      23   伊波一男    24   岸本一徳3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     米須良清     基地政策部長   鈴木宏治   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   比嘉直美   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     古波蔵 晃  教育部長     比嘉 透     指導部長     甲斐達二   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       多和田眞満     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主任主事     棚原裕貴5.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号         令和元年6月19日(水)午前10時00分開議 日程第1 一般質問   (1)平安座武志     (2)桃原 功   (3)伊佐文貴      (4)米須清正 ○平良眞一副議長 おはようございます。ただいまから第422回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。3番 平安座武志議員の質問を許します。平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 皆さん、おはようございます。議席番号3番、絆輝クラブ平安座武志でございます。議長のお許しも出ましたので、通告のとおり一般質問を始めさせていただきたいと思います。 まず、今回、市長就任以来初めての訪米要請行動、市長、大変お疲れさまでございました。今回の訪米要請行動、やはり公費を使っての訪米要請行動になっておりますので、何らかの結果、すぐに結果が出るとは限らないですけれども、何らかの結果がやはり必要になってくるものだと本員は思っております。6月26日に訪米要請行動の報告会等があるとお聞きしておりますが、本員少し政務があり参加できないため、今回の質問で少しお聞かせ願います。 まず、市長の今回の要請行動の趣旨と、訪米要請行動に至った経緯をお聞かせ願います。あとは自席にて質問させていただきます。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 おはようございます。平安座武志議員の御質問にお答えいたします。普天間飛行場返還合意の原点は、危険性除去と基地負担の軽減でありましたが、残念ながら普天間飛行場SACO合意から23年、沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から14年が経過した現在も、本市のど真ん中に存在し続け、航空機事故の危険性や騒音を初めとする基地負担は、我々宜野湾市民の大きな負担となっているところでございます。国や県だけでなく、米国政府に対しても、今なお宜野湾市民が抱えるいまだ変わらない過重な基地負担の現状と、これ以上普天間飛行場を絶対に固定化、継続使用することはあってはならないという地元の生の声を直接伝え、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還と、返還されるまでの間の危険性の除去及び基地負担軽減の実現を要請していく必要があるということから、平成28年度より訪米要請を実施してまいりました。 松川市長就任後、初めてとなりました今回の訪米要請につきましても、普天間飛行場をめぐる厳しい現状が改善されない中で、引き続き米国政府関係者へ直接訴えていく必要があることから、今回の訪米要請行動を実施させていただいたところでございます。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 米国のほうにしっかりと宜野湾市民の生の声を伝えるということは、大変重要なことだと本員も思っております。ただ、具体的にどういった要請行動をしたのか、内容がまだわからないものですから、具体的にどういった内容の要請をしたのか、ちょっとお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間飛行場を抱える本市の厳しい実情を訴え、問題の早期解決のため、以下の7項目の要請をさせていただきました。 1つ目といたしまして、普天間飛行場を絶対に固定化、継続使用せず、一日も早い閉鎖・返還を実現すること。 2つ目といたしまして、日米両政府の真摯な協議のもと、普天間飛行場の返還期日を早期に確定させること。 3つ目といたしまして、返還されるまでの間の普天間飛行場危険性除去及び基地負担軽減について、市民が実感できるよう、日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うこと。 4つ目といたしまして、日米両政府で合意されている普天間飛行場における航空機騒音規制措置を厳格に遵守し、市民が特に苦しむ夜間飛行及び住宅地上空における旋回飛行訓練を行わないこと。 5つ目といたしまして、市民生活に甚大な影響を及ぼすジェット戦闘機を初めとする外来機の飛来を禁止すること。 6つ目といたしまして、普天間飛行場所属の米軍機による事故や緊急着陸等の事案が相次いでいる現状を踏まえ、同様な事案が二度と起こらないよう原因究明とともに再発防止策を確実に講じ、安全管理の徹底を図ること。 最後に、7つ目といたしまして、普天間飛行場に配備されているMV-22オスプレイを他の拠点へ移駐すること。 以上の7項目につきまして要請を行ったところでございます。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) ありがとうございます。大変すばらしい要請行動だと思っております。外来機の飛来による基地被害等、いろいろと私たち基地関係特別委員会等でも意見、要請行動もしてまいった内容だと思っております。 ただ、1つだけ少し確認させていただいてよろしいでしょうか、部長。2項目めの日米両政府の真摯な協議のもと、普天間飛行場の返還期日を早期に確定させることという項目がありますが、ちょっとこれ済みません、通告にはなかったはずなのですけれども、答えられる範囲で構いませんが、本員はまず普天間飛行場の返還期日を設けることとありますけれども、普天間飛行場の返還には条件があるはずなのですけれども、普天間飛行場の返還の一番大事な条件とは何か、まずお答え願えますか。部長、よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間飛行場の返還については、たしか8つだったと思いますが、項目がありまして、それを1つずつ、例えば今もう実行されているものに関しましては、KC-130の先行移駐などございますが、そういった形の項目を1つずつクリアしていく中で達成がなされるものだと思いますが、やはり今一番大きな課題となっているのは移設先がどうなるかと、移設先が決まらない限りにおいては返還期日というのは決められないのではないかと考えております。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) ありがとうございます。そうなのです。返還期日を設けるということは、SACO合意に基づいて、今普天間返還の条件となる8つの合意があるわけですけれども、一番大事なものは代替施設の建設なのです。これを進めない限り、要するにいつの期日を設けろという要請をされても、期日を設けることはできないですし、ですから代替施設の建設というのが大事になってくるということなのです。SACO合意でもそういうふうな返還条件になっているわけですから、これは市長。前にも、運用停止の件も私はお話ししたことがあると思うのですが、運用停止も一緒です。当時の仲井眞知事と安倍首相が、5年以内の運用停止を口頭でお約束したときに、これも基地、辺野古移設を受け入れるという仲井眞知事の話があって、5年以内の運用停止、要するに基地が進んでいくという、代替施設の建設が進んでいくという前提で、5年以内の運用停止という話も出たと私は認識しております。ですから、今回市長が求めた項目2、返還期日を早期に確定させるということは、まず代替施設、それのめどが立たない限り、出てくるものでは私はないと思っています。そこだけちょっと指摘させていただきます。 次の質問に移りますけれども、いろんな方々と今回市長、意見交換、お話しされていると思うのですが、その話し合い、意見交換の中で米国の反応、いろんな方々とお話しした中での反応。あと、早期返還に向けての考え方、米国はどう考えていたのか、どういう回答をもらったのか、ちょっとお聞かせ願えますか。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。米国政府関係者の方々からは、人口密集地に飛行場があるという状態が非常に厳しいということは理解しており、だからこそ日米両政府が返還合意をしているキャンプシュワブに代替施設を建設し、普天間飛行場が一日も早く返還できるように努力していくということともに、普天間飛行場問題の唯一の解決策は辺野古における代替施設の建設であり、それをさらに進めていくとの説明がございました。また、一日も早い返還が必要というのは共通した認識であり、可能な限り早期完了に向けて日本政府や宜野湾市とともに協力をしていきたいという発言もございました。 そして、市民が苦しんでいる昼夜を問わない航空機騒音及び特に昨年から増大している外来機の飛来に伴うさらなる騒音被害につきましては、今後とも日米両政府が力を合わせ、沖縄の方々の負担を減らしつつ、米軍の即応体制を維持できるような方法を考え、引き続き丁寧に沖縄の負担軽減に取り組んでいくとともに、オスプレイにつきましては現在取り組まれている県外の訓練移転を推進し、沖縄での活動時間を少なくする努力をしている旨の説明もございました。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 米国側からの回答は、要するに、今進んでいる代替施設建設、辺野古が唯一の解決策だとおっしゃっているわけですね。日本国政府もそういう見解のもと、今の事業を進めているものだと私は思っておりますけれども、やはり合意の時点の条件に書かれている代替施設、それができない限り普天間飛行場は、私は移設しないと思っておりますので、今、日本政府、米国、そういった回答をいただきました。今の代替施設建設が、普天間返還の一番早い事業だと。そこをやっぱり後押ししていく体制、そういったものが必要になってくると私は思っております。米国、日本政府は今の代替施設建設案進めていく立場、例えば県はどういう立場をとっているのか、宜野湾市はどういう立場で挑んでいくのか、例えば受け入れ先の辺野古の方々はどういう気持ちで受け入れていくのか、そこをしっかりと議論していかないといけない問題だと思っております。 私は、まず県のほうは辺野古移設何としてでも阻止するという、今いろいろなキャラバン、運動をやっておりますけれども、米国に要請行動をする前に、まずは私は県のほうとしっかり話し合いをしていただいて、我々宜野湾市民の声をしっかりと届けていただき、一番早い方法、どうすれば宜野湾市民が一番早く安全・安心になるのか、その方法をしっかりと話し合っていただきたい、そういう思いであります。 話は変わりますけれども、我々与党市議11名、4月12日に辺野古の行政区の行政委員会の皆様と意見交換会を辺野古の公民館のほうまで出向いて、約2時間話し合いをさせていただきました。行政委員会、あと区長さん、あと選出市議の方交えて、私たち11名に対して16名もの方々が集まってお迎えをしてくれました。それだけこの普天間の移設問題、当事者である辺野古の方々興味があるわけです。いろいろ話し合いをしたいわけです。 その中で出た話を、少しお伝えさせていただきますけれども、いろいろ意見交換している中で、全部はお伝えできないですが、まず辺野古の方々は普天間移設に対してどう思っているのか。住民の方々は、大体何割ぐらいの方々が賛成なのか、反対なのかという質問をこちらのほうからさせていただきました。辺野古の区長さんによると、辺野古の住民の方々は約7~8割は、賛成ではありません、容認だとおっしゃっておりました。また、そのほかの行政委員の方は、容認ではあるのだが、我々はもろ手を挙げて誘致しているわけではないのだと。そういう強い言葉でお叱りも受けました。宜野湾市民のために、市街地のど真ん中にある基地をどかさないといけないという思いを共有して、そのために辺野古の方々も移設を容認するという立場で我々はいるのだというお話も出ておりました。 あと、ほかの行政委員の方は、これは国策なので、我々が反対しようとも進んでいくものだという認識のもと、それであれば辺野古の方々のいいような暮らしになるような条件を今提示して、国のほうと話し合っていると、そういった話もありました。例えば、この条件に関してなのですけれども、全部はお聞きすることはできなかったのですが、例えば個別補償という話もありました。ただ、これは国のほうが難色を示しているという回答であったのですが、今なお国と話し合いを進めているという状況だそうです。 あともう一つ、現在も辺野古の国立高専の周りにはヘリパッドが存在して、約5つでしたか、済みません、5つだと思いますけれども、5つのヘリパッドが現在も存在しているというお話をいただきました。宜野湾市と同じように、現在もオスプレイが低空飛行、訓練等をやっている状況だと。辺野古の方々は、これを今つくる普天間の代替施設、そこに持っていってほしいという要望も国のほうに上げているそうです。要するに市街地の上空、宜野湾市と一緒で、現在も辺野古のほうもオスプレイが飛んでいるわけです。現在あるヘリパッドの、5つぐらいのヘリパッドのおかげで。それを海の上に持っていくのだと。宜野湾市民と、ある意味同じような考えを持っている辺野古区民の方々であるということをまず認識していただいて、辺野古の方々は、だから宜野湾市民が辺野古に移すのはちょっと違うのではないかと。我々側はよくて、辺野古の方々はいいのかという、我々のところにはだめで、辺野古に持っていくのはいいのかという考え方には当たらないと。辺野古の方々も、今ある市街地上空を飛ぶオスプレイを海の上に持っていってほしいのだと、そういう交渉もしているということ。辺野古の方々にもメリットがあるわけですね、今の代替施設建設が終われば。そういったこともあるのです。 ですので、私は宜野湾市の安心・安全なまちを早く解決する方法は、現在国と米国が進めている代替施設建設、それ以外ないのではないかと。それ以外に早い方法があるのであれば、もっと早く進んでいたかもしれませんが、いろいろ話し合いをした中で、今進んでいる事業がこれしかないのだと。これを進めて、これを市としてもバックアップしていくことが、普天間の危険性の除去、全面返還につながるものだと私は確信しております。ぜひこの辺は、市長のほうもしっかりと認識していただいて、これから全面返還に向けて努力していただきたいと。 そして、あと最後にですけれども、辺野古の行政委員会の方々、今回16名いらっしゃったと言いましたけれども、やはりこれだけ宜野湾市の議員が来るということで興味があるわけです。なぜかというと、向こうの方々は、今つくられている要するに滑走路1,800メートル、300、300引いて1,200メートルの滑走路なのですけれども、いろいろ聞きたいことがあるのだと。そこに外来機の、要するに宜野湾市でも問題になっている外来機の飛来、そういったジェット戦闘機は着陸できるのかとか、そういった意見をいろいろと聞きたいのだそうです。受け入れを、要するにもう容認しているわけですから。ですので、私たち議員のほうも、これから機会があれば何度か足を運んで、辺野古の方々と意見の交換を行います。市のほうとしても、ぜひこういった方々と意見交換会、そういったのを持ったほうがいいと思いますので、ぜひやっていただく方向でお願いを申し上げます。市長の見解をお願い申し上げます。 ○平良眞一副議長 市長。
    松川正則市長 おはようございます。平安座議員から、多くの提言も含めてございましたが、まず平安座議員、意欲的に普天間飛行場の課題解決に向けて取り組んでおられること、敬意を表したいと思います。 あと、少し整理をさせていただきますが、まず1点目には訪米の際に返還期日をぜひ示していただきたいということを米国政府のほうに申し上げた件ですが、今御指摘ありましたように、当然代替施設のほうが完成しなければという御指摘でしたが、私宜野湾市長としましては、これだけ厳しい環境に置かれている宜野湾市民の心情といいますか、これだけの厳しい中、この思いを伝えるに当たっては、この2月に5年以内の運用停止の件が履行できなかったということもございましたし、何らかの目標といいますか、県のほうでは12年以上かかるのではないかという試算もされてはいるようですが、それを何とか一日も早目にという思いがございまして、市民の皆さんへのまた説明も含めて、何らかの期日設定ができないのかと、期限設定ができないのかということを日米両政府で調整をしていただきたいと、示していただきたいということでございますので、御理解をお願いしたいと思います。 あと、辺野古移設の工事進捗の件ですが、ただいま工事が進んでおりますけれども、現状を申し上げますと、やはりこれだけ危険な普天間飛行場、私としても事件、事故がこれだけ多発もしておりますし、本当に市民の皆さんもそうですが、日夜本当に心配が絶えません。それからしますと、やはり現状、玉城知事が代替案といいますか、を示すことはしないということからしましても、今進めている辺野古移設、現状では容認せざるを得ないのかなという今思いであります。これまでもマスコミのほうにも発信はしておりますけれども、そこは沖縄県ともというお話でしたが、改めてまた玉城県知事ともその辺は協議もしたいなという思いであります。 あと、ただいまありました辺野古区民との、16名の皆さんとの意見交換会をなさったということで、宜野湾市としても対応していただけないかという御提言ですけれども、これにつきましては、すぐ今きょう、あすということではなく、やはり行政という立場もありますので、名護市の渡具知市長とも、都度意見の交換をさせていただいております。しっかりした意見交換の場を設けるのか、あるいはどういった形でそういった協議の場を設けていくのか、そこはまた改めて検討もさせていただきたいなと思います。 いずれにしましても、これだけ厳しい大変危険な飛行場を、多くの皆様から非常に悲鳴にも似た、市民の皆様から声が届いています。何としても一日も早くという、閉鎖・返還に向けては取り組んでいきたいと、そういう思いでこれからも取り組んでまいりたいと思います。以上です。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) どうも市長、ありがとうございました。ぜひ先ほど提言させていただいた名護市辺野古の皆さんとの意見交換会等検討していただいて、すぐにではなくてもやっていただければなと思っております。また、普天間飛行場の全面返還に向けて、これからも私もいろいろと活動しますし、市長のほうもいろいろと努力して、早目の返還ができるようよろしくお願いいたします。 以上で次の質問に移らせていただきます。県道34号線の話でありますけれども、県道34号線真栄原区から大謝名交差点までの区間の交通渋滞の緩和策についてなのですけれども、この問題、私12月議会、3月議会といろいろと質問を準備していたのですが、時間がなかなかなくて質問できなかったのですが、この当該道路、もう朝夕関係なく交通渋滞発生している道路であります。地域住民からの声もいろいろ上がっておりまして、この交通渋滞が発生しているおかげで、真栄原区の中道というのでしょうか、要するに抜け道として、中道等を朝早くから、皆さんやっぱり朝は急いでいらっしゃるので、スピードを出して通っていく方々が多いとか、これは上大謝名のほうも一緒だと思うのですけれども、全てもうこの県道34号線の交通渋滞がひどいということで、皆さん抜け道を抜けていく方々が大変多くいらっしゃる。私の真栄原区の地域の方々からも、この抜け道の問題、あと県道34号線の問題、どうにかしてくれないかという声は大多数あるのです。ある方は、この抜け道を一方通行にしてくれないかとか、時間を制限つけて要するに通行どめにしたらいかがかとか、いろんな意見があるのですけれども、やはりこれはもうどうしても解決していかないと、県道34号線の渋滞を解決していかないと、抜本的な解決にはならないのだなと思っております。 そういった中、今回県のほうが新しい対策を練るという説明会がございました。この間、中部土木のほうとそういった説明会があったのですけれども、その説明会であった内容をちょっとお聞かせ願えますか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 平安座議員の御質問にお答えいたします。去った4月23日に行われました中部土木事務所主催の県道34号線渋滞緩和策説明会において、真栄原区、上大謝名区、大謝名区の各自治会長及び当地域の平安座議員を初め、ほか3名の議員の方と、そして市のほうから参加させていただきました。内容といたしましては、大謝名から真栄原における短期的渋滞対策について、平成28年7月に実施された右折車線の設置、延長を目的とした、歩道を縮小せずに車道内で区画線の引き直しを実施したが、一部改善は見られるものの、交通量に対する現道の容量不足から、渋滞が依然発生しているという状況報告がございました。 また、新たな対策を現在検討している内容では、大謝名東交差点から真栄原交番交差点において、大謝名向けを2車線化する対策案が有効であるという確認がされており、今後は対策案を速やかに決定し、詳細設計を得て対策工事に着手したいと説明を受けているところでございます。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) ありがとうございます。県のほうも、ようやく次の渋滞対策を行うということなのですけれども、私もこの説明会参加させていただいて、内容等を確認しましたけれども、今回県がやろうとしている対策は、真栄原交番から旧パイプラインの入り口のあたりまで、下り車線を2車線化にするという話でありました。上りのほうは全くさわらないという話、真栄原十字路から真栄原交番までも全くさわらないという話の内容だったと認識しております。この区間、真栄原交番からパイプラインまでの間を、下り車線だけ2車線にしても、私は抜本的な交通渋滞対策にはならないのだろうと思っています。私はやはり、本当は本来であれば、我如古から真栄原区間までは上り、下りとも2車線で来ているので、そのまま真栄原十字路も、真栄原十字路から大謝名交差点までも、やはり2車線、2車線の4車線化にするべきだと私は思っているのです。ただ、それには莫大な費用と時間がかかる。そのために、こういったちょこちょことした対策をやっていくのだと思うのですけれども、県のほうは余り納得はしていないのですが、どうにか交通渋滞を解消しようということで、今年度予算をつけて、対策として下りの2車線化を進めていくという。 私が言いたいのは、市のほうとしては県道34号線の渋滞はいろんな方が質問しているものなので、認識はしていると思っています。ただ、県の管轄なので、市のほうは何もできないという状況なのもわかっております。ただ、やはりこれだけ宜野湾市の市民の方が、この道の不便さを思っている今の現状。宜野湾市としても、この県道34号線の渋滞緩和に対する策を練ってほしいという私の思いもあります。 そこで、私が言いたいのは、都市計画道路(仮称)真栄原・真志喜線、これは市道宜野湾11号から佐真下交差点を右折して真栄原交番向けに行って、そのまま突っ切って国道58号まで持っていくという都市計画道路があると思います。その道路をつくることが、県道34号線のやっぱり渋滞緩和、必要だと思っております。この(仮称)真栄原・真志喜線なのですけれども、一番ネックになっているのが、一部基地内を通る問題がネックになっていると思いますが、これはやっぱり沖縄防衛局、米国との調整が必要となってくる問題だと思うのですけれども、宜野湾市として沖縄防衛局、あと米国への要請、そういった行動は行っているのか、まずお聞かせ願います。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。(仮称)真栄原・真志喜線につきましては、県道34号線と宜野湾横断道路を補完し、真栄原から真志喜地域を連絡する地区幹線道路として、都市計画マスタープランで位置づけされております。効果としまして、道路ネットワークの充実や災害発生時の緊急避難路、渋滞緩和も期待できることから、宜野湾市長から沖縄防衛局長に対して、事業の採択の要請を行っております。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 今、要請を行っているという回答でありましたけれども、この(仮称)真栄原・真志喜線、結構前から話が出ている道路計画であります。この要請は、いつ行ったのか、またどこに要請したのか、どういう回答があったのか、ちょっとお聞かせ願いますか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。要請につきましては、平成26年6月13日に行っております。その後、沖縄防衛局の担当部局との協議の中では、宜野湾11号道路整備事業を実施していること。また、一部基地内を通る計画に対しては、基地の運用上支障のおそれがあるとして、口頭ではございますけれども、厳しいものではないかというような回答はございました。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) では、1回だけ口頭で要請をしたと、その答えが1回だけ返ってきたと、そういう認識でよろしいですか。要するに要請は1回だけ、平成26年に1回だけ要請をしたという認識でよろしいですか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。要請につきましては、平成26年6月13日に文書において、沖縄防衛局長に対して事業の採択に向けての要請を行っております。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) どうしてもこの道路、必要な道路だと私は思っております。沖縄防衛局の回答では、やっぱり一部基地内、誘導灯のあたりを多分通る計画だったと思うのですけれども、そこを通るのがやっぱりネックになっているという回答だったという話なのですが、誘導灯のあたり、嘉手納基地あたりも国道58号は誘導灯の下を通っているのです、誘導灯と誘導灯の間を。これだけ普天間飛行場に邪魔されて、日常交通渋滞が起こっているこの地域、この誘導灯のあたりも、ほんのわずかな距離なのですよね、あれ。そこをどうにか、やはり交渉していただいて、本来我々宜野湾市の土地であった普天間飛行場のあの部分、道一本もつくらせてもらえないのかというぐらいの強い要望をしていただいて、どうにかつくっていただきたい。上に道を通すのが難しいのであれば、トンネルでも構いません。1回とは言わず何度でも防衛局のほうと調整していただいて、どうにかこの道をつくっていただきたい。そうすることが、県道34号線の渋滞の緩和になると私は思っていますので、ぜひ部長、頑張っていただいて、市当局のほうも頑張っていただいて、これからもどんどん、どんどん要請していただきたいと思っております。以上です。 次の質問に移らせていただきます。老朽化した公民館の整備についてお伺いいたします。現在、新城区公民館と中原区公民館の建てかえが計画されていると思いますが、それ以外の施設について、計画はあるのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。平安座武志議員の御質問にお答えいたします。現在予定している公民館建てかえにつきましては、施設の老朽化が著しい新城区公民館からまず建てかえを行い、その後、中原区公民館の建てかえを計画しております。その他の施設につきましては、具体的に計画はされておりませんが、要望が挙がっている自治会は野嵩3区自治会、真栄原区自治会、野嵩1区自治会、宜野湾区自治会がございます。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 要望が挙がっている自治会の中に、真栄原区の自治会も要望が挙がっているということなのですが、真栄原地区学習等供用施設、用地の所有形態はどうなっているのかお聞かせ願います。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。真栄原地区学習等供用施設の用地につきましては、真栄原郷友会が所有する土地であると認識しております。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 真栄原郷友会が所有している土地だということですね、わかりました。真栄原地区の学習等供用施設、昭和55年建設されまして、もう結構老朽化も進んでおります。耐震基準も満たしていない建物だと認識しております。やはりこの公民館、早目に建てかえていただきたいという区民の要望が結構挙がっているのが、今現状でありまして、大変使い勝手も悪い公民館になっているわけです。ホールも2階にありまして、上に上がっていくのも大変だという老人の方々、結構いらっしゃいます。これはやっぱり建てかえる必要があるのだと思っておるのですが、その建てかえる場合、現有地に施設を建てかえる場合は、先ほど真栄原郷友会の土地だとおっしゃっておりますが、これは無償で市が借りている土地なのです。今現在、土地の所有者、真栄原郷友会の方々は、多分市のほうとも交渉しているのだと思うのですけれども、もう何十年も無償で貸しているという状況なので、要するに借地料という話ができないかとか、あとは市が要するに購入してくれないかとか、要するにこちら672坪、約2,200平米の広い広大な敷地、要するに真栄原郷友会の財産なのです。それを、いつまでも無償で貸すということができないという郷友会の方々のお話があります。だから、今市のほうに借地料をいただけないかとか、要するに市が購入していただけないかという話が出ているものだと思っております。 建てかえる場合、この今の現有地で建てかえる場合、その土地の取り扱いはどうなりますか、お聞かせください。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。真栄原地区学習等供用施設につきましては、築38年が経過し、建てかえを検討する時期に来ているものと考えております。学習等供用施設として建てかえる場合の土地の取り扱いにつきましては、宜野湾市学習等供用施設及びコミュニティ供用施設建設取扱要綱に基づき、原則市が確保することとなっておりますので、真栄原区自治会が現有地に建てかえを希望する場合には、市の財政状況も考慮した上で、土地の所有者である真栄原郷友会と相談しながら、取得に向けて進めていくことになると考えております。 ○平良眞一副議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 現有地で建てかえる場合、学習等供用施設要綱にもありますけれども、やっぱり市がその土地を確保するという、これだけ広大な敷地なもので、結構なやっぱり額になると思いますけれども、宜野湾市の財政状況は結構厳しいものがありますので、なかなか難しいのではないかと私は思っております。現在計画されている新城区、中原区公民館の建てかえ事業も、土地の取得がネックになっていて、今事業がストップしているのだと私は認識しているのですけれども、いいことに真栄原区の場合、嘉数小学校隣に保健相談センターが旧新町に移動します。その広大な敷地は、市の所有する土地だと私は認識しております。ぜひそこに学習等供用施設、児童館との統合事業でも構いません。ぜひその方向で進めていただければ、今ある土地、市は購入しなくてよくなるわけです。そして、土地を貸している真栄原郷友会にとってもいいことだと思っております。ぜひこの真栄原学習等供用施設、統合事業で進めていただけるよう要望としてお願いしまして、私の一般質問とさせていただきます。 ○平良眞一副議長 以上で3番 平安座武志議員の質問を終わります。 ○平良眞一副議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時47分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時57分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。25番 桃原功議員の質問を許します。桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 皆様、こんにちは。25番、結・市民ネットワークの桃原功でございます。今6月定例議会は、一般会計補正も少額、あるいは3常任委員会等でも大きな疑義もなく、当局も安堵しているかもしれません。しかし、私たちの暮らし、生活の周りではPFOSなどの水質汚染、あるいは米軍ヘリによる落下物等、本当にもう容認できない、受忍できないところまで来ています。そういった中、市長も訪米等もされ、あるいは5月の末には普天間基地司令官との協議等もあります。その辺を松川市長との議論を深めていければいいなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 最初の質問ですけれども、今回のPFOS等の水質汚染についても、今議会11名もの議員が取り上げています。それだけ容認できない、不安は募る、どうなっているのか、市はどうしていくのかということのあらわれだと思います。私も、最初にこのPFOSの質問をさせていただきます。 これまで市議会の議員も、多くの議員がこのPFOS等について取り上げました。そして、汚染源はやはり米軍基地であろうというところをしっかり当局も調査等もしてほしいという要請、そして嘉手納基地を流れる大工廻川、あるいは比謝川から取水をする北谷浄水場で、私たちは水をいただいている。そのPFOS等の濃度も非常に高い、あるいはPFOAも高い。さらには、第3の物質と言われるPFHxS、あるいはさきの南城市では第4の物質とも言われるPFBSも検出をされています。もうこれイタチごっこなのではないかなと非常に懸念をしていますけれども、そこで市当局もようやくといいますか、湧水のところで看板を設置しています。この水は飲めませんという看板を設置しています。この看板ですけれども、宜野湾市至るところに湧水がありますけれども、どこどこに設置をされたのか、そして今改めて市当局のこのPFOS等に関する宜野湾市の見解をお伺いして、あとは自席から質問をしてまいります。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。湧水が自然の水であり、上水道のような水質管理がなされていないことに加え、大腸菌などの菌が存在することも考えられることから、市報を通して飲用を控えるよう周知させていただきました。しかし、市民からの不安の声や、本市に訪れる観光客が湧水を飲用している旨の情報提供があったことを踏まえ、湧水の管理者と協議した上で、不特定多数の者が利用等できる湧水へ飲用禁止に関する看板を設置いたしました。なお、現在設置している箇所は、県道81号線沿いにあるチュンナーガー、伊佐ウフガー、フンシンガー、森の川の4カ所でございます。そのほかメンダカリヒーガー及びヒャーカーガーへの設置も検討しておりまして、当該湧水が所在する土地所有者に対し、本市の意向を伝えており、設置について伺いを立てているところでございます。 また、PFOS、PFOAにつきましては、WHO等の国際機関において耐容一日摂取量が確定していないことなどから、国内での基準等が設置されておりませんので、引き続きリスクに関する情報収集等が必要であると考えております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 今、答弁のほうでチュンナーガーに設置をされたということでありましたけれども、チュンナーガーには両サイドに湧水が出る箇所があります。要はキャンプ瑞慶覧側、チュンナーガーにおりるところと、あと道向かいのバス停の近くにも湧水が出る。蛇口もあります。そこにもつけられていますか、御答弁ください。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。県道81号線沿いのほうに設置してございまして、フェンス内には許可をもらわないと、鍵がかかっていて入れないということで、フェンスの中には設置はしてございません。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 済みません、部長、私が指摘しているのはチュンナーガーのほうではなくて、もちろんあそこは鍵がかかっているので中に入れません。それで、外に掲示はしていますけれども、その道向かいです。要は那覇向けのバス停の近くに、そのチュンナーガーから引っ張ってきた蛇口があるのです。そこも立てるべきだと思うのです。そこにもついていますか、それをお答えください。 ○平良眞一副議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時05分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時05分) 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 失礼しました。道向かいのほうには立ててございません。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) そこもチュンナーガーから取水をして、蛇口があって、そこをひねると湧き水ということで出てきますので、そこも利用する方もいるかもしれませんので、そこも源はチュンナーガーですから、看板を設置してください。お願いいたします。 あと上下水道局にお尋ねします。上下水道局は先般、県企業局に対して文書を出されています。北谷浄水場系統における水道水の安全性の確保について要請ということで、これもさきの質問で何名かの議員がされています。大体概要は理解しましたけれども、これを出す経緯、また改めて済みませんが、重複するかもしれませんけれども、今後の宜野湾市上下水道局、あるいは宜野湾市の対応、どうやって市民の水を守っていくのかということで、御見解をお伺いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 おはようございます。桃原功議員の御質問にお答えいたします。本市上下水道局におきましては、水道水の安全性に関する情報提供や公表について、これまでも機会あるごとに県企業局へ求めてまいりました。今回の要請につきましては、去る5月17日の新聞報道を受け、市民の皆様から健康被害に対する問い合わせが多数寄せられたことや、PFOS及びPFOAに加え、新たな動きとして人体への影響が指摘され、規制の議論が始まっております有機フッ素化合物の一種であるPFHxSの検出状況にも注視するとともに、人体に対する健康影響への実態解明が明らかになるまでの間は、汚水源の蓋然性が高いとされております水源地からの取水を停止することで、水道水の安全性をより高め、また市民の皆様の不安の払拭にもつながることを意図し、要請したものでございます。 本市の今後の対応についてでございますが、本市は市独自で浄水場を有しておりませんので、水道水の水源水質を独自でコントロールすることは困難でございます。水道水の水源を管理する国や県におきましては、水源の汚染対策として、PFOS等の汚染源の蓋然性が高いとされる米軍基地等への立入調査及びPFOS等が水源に入り込む経路等の文献調査を行い、原因究明と汚染物質の除去及びその対策を講じることが重要であると考えております。また、国においては有機フッ素化合物に係る水質基準等を速やかに設定し、水道事業者がその水質基準に適合する安全・安心な水道水を供給することが今後の重要な取り組みであると考えております。本市上下水道局といたしましては、引き続き県や関係市町村との連携を密に図りながら、国や県のこれらの取り組みについての情報収集に努め、市民の皆様へ速やかな情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 今回の上下水道局の対応というのは、私は評価したいなと思います。こういうふうに懸念される中、速やかに水道水を確保していく、市民の安全を守るという姿勢は評価できると思います。 今の御答弁ですけれども、現実問題として、今宜野湾市は北谷浄水場のみから取水しています。久志の浄水場であったり、名護、石川浄水場、西原浄水場、幾つか大きな浄水場ありますけれども、現実的に水源を変えて別な取水場から取水をするというのは可能なのか。これまでにも、こういった事例でなくてもいいのですけれども、断水等で別な取水場からとったということもこれまでにあったのかどうか御答弁ください。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場の浄水におけるPFOS及びPFOAの濃度をさらに、より安全なレベルに低減できる手法としましては、現時点ではやはり汚水源の取水停止が最も効果的な手法だと考えております。 また、北谷浄水場の水源は比謝川や長田川、嘉手納井戸群のほか山城ダムや倉敷ダム、西海岸側の許田系統及び海水淡水化施設がございます。嘉手納基地周辺の取水を全て停止した事例はございませんが、平成28年5月ごろから既存の活性炭で有機フッ素化合物が処理できない状況に至り、一時的に取水制限をした時期がございました。そのことから考えますと、完全に取水停止をすることで、水道水の安定供給上の面からは困難であるとしても、米軍基地周辺の河川や井戸群からの取水量の縮減を行うことによって、PFOS等の有機フッ素化合物の濃度はこれまで以上に低減されるものだと考えております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございます。この文書は5月21日に提出をされていると思いますけれども、それから1カ月弱経過していますけれども、県企業局との調整というのはどうなったのでしょうか。回答も来ていますでしょうか。御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。今回の要請に対する回答についてでございますが、県企業局からの回答はございませんが、要請書は北谷浄水場における水道水の安全性の確保について、本市上下水道局として強く願いを求めることを目的として要請してございますので、要請内容に対する速やかな県の対応が最も重要であると考えております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 市水道局におきましても、市民の水を守るという大切な観点から、ぜひ県との調整等も継続してお願いしたいと思います。 次の質問に行きますけれども、さきの日曜日、中央公民館にて新聞報道でも大きく取り上げられました宜野湾市の田いも農家、あるいは田いもを調査した結果、その報告会がありました。私は、ちょっと仕事が重なって参加できなかったのですけれども、資料は入手をさせていただきました。そのこともあって、その報告会等では安全宣言というような形をとられていたみたいです。ただ、この報告会にしても、その調査方法を見てみると、2019年4月13日に採取をして、協力農家1軒の田いも畑で田いも5検体と土壌5検体の採取をしていると。田いもの根と茎を分けて分析をしているということなのですけれども、それだけで果たして本当に安全宣言と言えるのかどうか、まだまだ不安はあるのですけれども、そういったことを受けて、田いも農家も非常に苦労されていると思いますけれども、市民経済部として、宜野湾市として、生産者に対してもどう対応していくのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先日の屋良千枝美議員の質問でも答弁いたしましたが、沖縄県が実施した調査では、農作物からPFOS等は検出されず、農作物への影響はない旨の報告を受けております。また、今回の新聞報道につきましても、田いもへの蓄積性は認められず、田いもは食品として安全であると記載されております。今後の田いも農家へのサポートにつきましては、沖縄県の調査を注視しつつ、生産者の皆様やJA等の関係機関と情報交換を行いながら、田いもの安全性を周知する取り組みを行ってまいります。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 今の答弁からしたら、例えば県の報告、あるいはさきの京大の先生の調査報告を受けての答弁だと思うのですけれども、宜野湾市の姿勢としてはどうなのか。果たしてあれだけの検体の数、サンプリングだけで安全宣言と言えるのかどうか。その辺まで私は検証しなくてはいけないのではないのかなと思うのです。だから、受け身ではなくて、市の主体性というのを市民に対してアピールすべきではないのかなと思うのです。 さきの答弁でも、環境省が取り組むからというような答弁もありましたけれども、いわゆる受け身ではなくて、市が市民の水を守る、あるいは食を守るという視点を見せるべきではないのかなと思うのです。北谷町は、既に町でPFOS等について調査をするという報道もあります。宜野湾市ではどうなのか。今私たち市議会も米軍基地の立入調査、普天間基地への立入調査をさせるという要請を、まだ確定はしていませんけれども、今進めています。ですから、行政もやはり主体性を持って、普天間基地に対して、米軍に対して、あるいは日本政府に対しても、市民の命を守る、水を守る、食を守るという視点に立って動いてほしいなと思うのですけれども、北谷町は独自でやるということはありましたけれども、市はどういう計画があるのかどうかお答えください。     (「それは湧水についてでしょうか」という者あり) ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 湧水についてですかとありましたけれども、湧水から高濃度のPFOS、PFOAあるいはPFHxSが出てきているという、誰が考えても上流では出てきていないわけですよね。上流のガーでは出てきていないのです。下流域から出ているというのは、やはり普天間基地が根源であろうということが容易に推察できるわけです。だから、私たち議会は米軍への普天間基地への立入調査を、今要請をしています。だから、宜野湾市としてもそういう姿勢を見せてほしいということで、北谷町も調査をしていくという報道もありました。では、宜野湾市はどうなのかということで、見解をお伺いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。以前にも何度か答弁させていただきましたが、現在原因究明及び状況把握のため、有機フッ素化合物環境実態調査につきましては、沖縄県が年に2回実施しております。県の行う調査は、本市における主要な湧水を調査していること、またナノグラム・パー・リットルという非常に微小なサンプルを分析できる機関が、民間企業を含めて県内には県企業局しかなく、沖縄県においても地下水や湧水の分析については県外業者に委託の上、分析を行っているとのことから、仮に本市が調査を行ったとしても同様の結果になるものと考えております。そのため、本市としては、現時点においては有機フッ素化合物に関する知見が集積している県の行う調査方法や調査結果等を信用しているところではございます。 ただ、今議員がおっしゃるように、北谷町のほうも独自に調査を進めるということですので、私どものほうでも実際に検査をする場合にどれぐらいの費用がかかるのかといった情報を、今収集しているところでございます。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 確かに予算かかりますけれども、過去に沖縄市のサッカー場からオレンジエードと言われるドラム缶が出てきたときに、あのときには沖縄市の教育委員会と防衛省、防衛局が2カ所調査をして、その2カ所の数値が違うという数値が出てきたのです。それはおかしいだろうと。今部長がおっしゃるように、同じような調査をしたら同じ数値が出てくるでしょう。しかし、あのサッカー場のときには、沖縄市のときには、同じ調査をしているかどうかわかりませんけれども、数値が違うということはあり得ないですよね。だから、ああいった事例もあるので、もしかしたら国が隠蔽したのかわかりません。それはわかりませんけれども、違う数値が出てくるというのはおかしいから、市も主体性を持ってやるべきではないのかということで問うたのです。 もちろん県にも要求、あるいは国にも強く要請するというのは大事ですけれども、市ももう今第3の物質、第4の物質、本当に何が出てくるかわからない。まずは調査をさせろと。数値を出すということが問題ではなくて、インフォームド・パブリック・プロジェクトの河村代表も言っていますけれども、ちょっと新聞報道があったので読み上げます。 日本政府が有機フッ素化合物のPFOS等に対し、水道水に含まれる濃度の目標値を定める方針を示した、今回ですよ。過去に厚労省は目標値設定を検討したが、知見が不十分で毒性評価が定まらず、基準値設定に至らなかったという歴史もある。WHOなど国際機関でも数値が確定していないという理由だが、そこでIPPの河村代表は、県民が求めているのは数値の設定ではないと。飲み水の安全を求めているのだということを強く指摘しています。汚染源である米軍は汚染防護をちゃんとやっているか、対策をちゃんと講じているか、そういったことを指摘している。もう本当にそのとおりだと思います。だから、どこが調査をやっているではなくて、やはり市も市民の水を守る、食を守るという視点に立ち返って、沖縄市の事例もありますから、そういう姿勢を市民に示すべきではないのかなということで質問しました。 これまでのやりとり聞いて、いかがですか、市長。市長からも、長としての見解もいただきたいのですけれども、ぜひ答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。新聞報道等でも、あるいは県の企業局の調査におきましても、市内の湧水からPFOS、PFOA等の物質が出たというのは、非常に衝撃を受けております。この間、2月から3月、あるいは6月にかけてさまざまな報道もありまして、その情報収集もしたところですが、先ほど市民経済部長からも答弁をしたように、今指示をしまして、北谷町が取り組むということも報道にもありましたので、どういった形での調査になるのか。簡易的なものなのか、あるいは県の企業局を介するような調査になるのか、その辺の情報の収集と、あとは調査の見積もり等も今しておるところですので、市でどういった形で調査もできるのか、やはりおっしゃるように何らかの取り組みをせねばという思いであります。以上でございます。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 北谷町は、調査ということで報道がありましたけれども、私が何回も言っていますように、調査大事ですけれども、そういう汚染を排出している米軍に対して、これは後の質問でしますけれども、スティール司令官は、2016年以降はPFOAあるいはPFOSは使用していないということを市長に話したみたいですけれども、そうするとそれ以前は使っていたということですよね。では、その2016年以降はどうするのか。また第3のもの、PFHxSが出てくる。もう本当にこれイタチごっこになりかねない、もう今なってしまっていると思っているのです。だから、米軍は立入調査をして、そこでちゃんと防護策をやっているのか、それを食いとめる策は講じているのかということも含めて、強く米軍あるいは防衛省に対して要求してほしいと思います。 では、次の質問です。今、少しお話ししましたけれども、5月28日、先月の末ですけれども、市長は新しい米軍普天間基地のスティール司令官と協議をされています。諸般の報告でもありましたけれども、そのときには諸般の報告ということで質疑ができませんでしたので、一般質問で取り上げています。報道では、いろいろ有害物質の使用等は2016年以降ないとか、あるいは夜間飛行等の要請があります。どういったことを協議し、要請されたのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 桃原功議員の御質問にお答えいたします。5月28日に開催されました市長と普天間基地司令官との意見交換会におきましては、1つ目に昨年度からの外来機の飛来回数が増加していることを取り上げ、外来機の飛来の禁止につきまして、2つ目に夜間10時以降の騒音の問題を取り上げ、普天間飛行場における航空機騒音規制措置の遵守につきまして、3つ目にPFOS、PFOAの使用状況等の情報提供について意見交換をさせていただいたところでございます。 以上のほか、市民駐車場への外灯の追加設置の承認や、市民広場への監視カメラ設置を検討していることについて、本市の意向を伝えたところでございます。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 今、答弁でもありましたけれども、この紙面でも市長が夜間騒音について、スティール司令官からの回答が市民にとって厳しい面は理解しているが、夜間訓練は大切、せざるを得ないというようなことをぬかしていますけれども、市長はこの司令官の発言に対して、どう反論したのかお答えください。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。夜間騒音につきましては、年々増加傾向にあり、市民の実感として負担感が非常に大きいものとなっているということを理解していただいた上で、市長から改めて日米で合意された騒音規制措置を遵守し、住民生活に配慮していただきたいと要請をしております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) このスティール司令官の発言、せざるを得ないということに対して、どう反論したかということなのです。絶対許さないという姿勢は見せたのかどうか。これ米本国では、多分このスティール司令官も言えないと思います。だって貴重なコウモリがいるから、そこはオスプレイの飛行ルートを回避しようというような姿勢を持っています。もうなめられ切っています。なめ切っています。これしっかり反論すべきです。絶対許さぬと。せざるを得ないというような言葉が出てくる自体、もう沖縄をなめている、日本をなめているこの司令官の姿勢が、それにちゃんと反論をして、絶対許さないというのを伝えないといけないのです。もう一度御答弁ください。それを言ったかどうか。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。まず、御理解をいただきたいのは、普天間基地司令官と宜野湾市長のミーティング、この開催を宜野湾市側から要望いたしました。これは、普天間飛行場の負担軽減推進会議、その下の作業部会のほうで協議をさせていただきまして、政府のほうも地元でできる調整は地元でよかろうということで、司令官のほうに私のほうから申し入れをして、その会合、会談、ミーティングをスタートさせたわけでございます。 そうしますと、今絶対に許さぬとか、反論をしたのかとか、そういう場ではございません。それは、はっきり申し上げたいと思います。地元で協議して要請すべき、あるいは調整すべき、先ほど基地政策部長からもございましたが、やはり基地周辺、あるいは市民駐車場の件、市民広場の件等々の運用に関しても、そういった調整をさせていただいております。しっかり申し上げるべきことは申し上げております。当然非常に市民の負担感が高い、強い夜間騒音、それは当然騒音規制措置を遵守していただきたいと、当然市民に配慮していただきたいということは申し上げてございます。以上です。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 絶対許さない、そういう場ではない、ではどういう場なのでしょうか。夜間騒音、日米で一応決めた6時から22時まで以降、それ以降は飛ぶなというのがあるわけです。それさえも守らずに、守る姿勢が感じられない。司令官の答弁からしたら、せざるを得ないと言っているのです。それに対して、ちゃんと反論すべきなのです。そういう場ではないと言いますけれども、ではいつ言うのですか、その苦言を。市民は、もう受忍限度はとうに超えている。容認できない。何回部品を落とせばわかるのだ。22時以降飛ぶな。もう22時以前ですよ。23時も24時も25時も飛んでいるのです、米軍は。やはりもう少し市長、本当に市民を守るという強い意識に立ち返って、米軍、この司令官にそういう意見を言わせないように、頑張ってください。もう私からは頑張れとしか言えないので、何かあったら私応援していますよ、本当に。応援したい、私が悪者になってもいいから。ぜひそういう場ではないということではなくて、そういうときにしか言えないはずなのです。何回も会えるわけではないわけですから。ぜひ市民の安全を守る、安眠を守る、健康被害から守るという点からも、強く言うように要請をします。 あと、PFOSの件も市長は要請しています。そうすると、この司令官は2016年以降、普天間飛行場はいずれの物質も使用していないという説明ですけれども、それからすると、やはり2016年以前はずっと使っていたということに捉えられるのです。この物質は、これ蓄積性もありますから、だからああやって下流側から高い数値が出てくる。では、今言われているこの5月の時点で、市長もこの第3の物質PFHxSは知っていたと思います。では、2016年以降は、このPFHxSを使っているのですかと問いましたか。そこまでお答えください。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。5月28日当時、このPFHxSですか、その報道もなされておりまして、市長のほうからもPFOS、PFOA以外に、この新しくできてきた物質についても何か情報があるかと司令官に確認はさせていただきましたが、司令官のほうはこれについては確認はできないと。PFOS、PFOAについては、少なくとも使用は、平成26年以降は使用していないということは明確に回答いただいたところでございます。     (桃原 功議員「では、2016年PFHxSはどうなの」と呼ぶ) ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) きのうのテレビ報道で、新しくかわった四軍司令官ですか、クラーディー四軍司令官が玉城知事と面会をしたという報道がありました。このクラーディー四軍司令官の発言の中に、沖縄の人々の懸念は理解したい、その懸念を払拭したいということで、玉城知事に説明している。宜野湾市民は、この夜間騒音もある、深夜の飛行もある、爆音もある、PFOSもある、水質汚染もある、それ懸念として強く感じているのです。今回のスティール司令官に対して、四軍司令官もそう言っています。 騒音のことを言っていましたけれども、欧州のWHOの騒音規制においてはエルデンで45、夜間はエルデン40値なのです。もう宜野湾市はエルデン値45、エルデン値夜間40、とうに超えているのです。だから、今の私たちの騒音で認めようとしないでおきましょうよ。これ絶対うるさいのだと、健康被害が生じているのだと。いろんな数値引っ張ってきて、欧州WHOの数値はこうなのだよと、エルデン45だよ、エルデン40だよと宮城政司議員も言っていました。やはり厳しいほうのことを突きつけましょうよ。基地政策部長、市長。司令官に会えるのは、市長しか会えないのです。四軍司令官に会えるのは、市長しかいないのです。私たちが要請しても、なかなか会えない。だから、市民の懸念を強く払拭、要請をお願いしたいと思います。 改めて聞きますけれども、このスティール司令官にお会いしたときに、PFOSの立入調査の件、要求してほしいのですけれども、その件は協議しましたか。調査させてほしいという要求はしましたか。もししていれば、どういう回答だったのか。もししていなければ、なぜしなかったのかお答えください。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。5月28日の意見交換会の際においては、立入調査の要求自体はしておりませんが、沖縄県による立入調査が可能かどうかについては確認をさせていただいたところでございます。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 補足をいたします。ただいま基地政策部長から、その確認をさせていただいたということですが、スティール司令官には私のほうから、沖縄県からも、県の企業局からも、その要請が防衛局を通してそれぞれの基地のほうに行っていると思うのですがというお話をさせていただきました。これについて、調査、立ち入りは可能かどうか、その確認をしましたところ、やはりそれは一普天間基地司令官としては対応しかねると。もっとハイレベルな形で調整、相談をしていただきたいという回答はございました。その旨、当然しっかり確認はしております。ただ、残念ながら、やはり現地レベルの司令官ということで、その対応はしかねるということで御理解をお願いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 市長、今の現地レベルでの対応はいたしかねるというのは、米軍の司令官、普天間基地の司令官というだけの立場では対応がしかねるということですか。では、四軍司令官にすぐ要請してください。四軍司令官着任をして、懸念は払拭したいと言っているわけですから、そういう懸念がありますよというのをすぐ取り組んでください。検討しますではない、すぐやってください。ぜひお願いいたします。すぐできますよね、これ市長。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 お答えいたします。私のほうに、今アクションを起こしなさいということでしたが、当然機会を見つけてそれは対応したいと考えております。ただ、やはり昨日、きょうの報道でしたわけでございますけれども、沖縄県知事が直接お会いしているわけですから、その場でなぜなかったのかということも疑念を持ってしかるべきではないかと思います。県知事ですので、直接お会いしているわけですから、そこは私のほうからも県知事のほうに申し入れもしていきたいなと思います。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 市民からすれば、県民からすれば、知事だからとか市長だからとかではなくて、やはり一日も早く懸念を、不安を、心配事を払拭してほしいということなのです。だから、県がとかいうような対峙するような答弁ではなくて、やはり市民を守るという観点から市長もやるのだという姿勢を見せてほしいなと思うのです。県に要請も当然です。国に要請も当然です。先日までの答弁を聞くと、環境省がその数値を示すからというような答弁があったり、あるいは県がとかありますけれども、そうではない、市も独自にちゃんと守るというような姿勢を貫き通してほしいなというふうに強く要請したいと思います。 次の質問です。訪米要請行動、ことしの5月13日から19日まで、ワシントンとハワイを訪ねています。大事なことですけれども、私たちこれ3月議会で反対しました。理由は、誰に会うのか、どういった要請をするのかと。肝心な誰に会うのかということが示されていなかったので、予算審議ではこれ私たち反対をしましたけれども、誰にお会いをして、どのような要請をして、その回答はどうだったのか、訪米要請行動のお答えをお願いします。
    ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。このたびの訪米要請においては、返還合意から23年がたつ今なお宜野湾市民が抱える、いまだ変わらない過重な基地負担の現状と、これ以上普天間飛行場を絶対に固定化、継続使用することは絶対にあってはならないという地元の生の声を直接伝え、普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還と、返還されるまでの間の危険性の除去及び基地負担軽減の実現を要請してまいりました。ワシントンD.C.では国防総省、国務両省の日本部長代行を初めとする米国政府関係者及び米国政府の政策形成に影響力を持つシンクタンク関係者と面談し、ハワイでは米軍関係者とそれぞれ面談をいたしました。 面談先におきましては、普天間飛行場を抱える本市の厳しい実状を訴え、問題の早期解決のため7項目の要請をいたしました。 1つ目として、普天間飛行場を絶対に固定化・継続使用せず、一日も早い閉鎖・返還を実現すること。 2つ目といたしまして、日米両政府の真摯な協議のもと、普天間飛行場の返還期日を早期に確定させること。 3つ目といたしまして、返還されるまでの間の普天間飛行場危険性除去及び基地負担軽減について、市民が実感できるよう日米両政府においてこれまで以上の取り組みを行うこと。 4つ目といたしまして、日米両政府で合意されている普天間飛行場における航空機騒音規制措置を厳格に遵守し、市民が特に苦しむ夜間飛行及び住宅地上空における旋回飛行訓練を行わないこと。 5つ目として、市民生活に甚大な影響を及ぼすジェット戦闘機を初めとする外来機の飛来を禁止すること。 6つ目として、普天間飛行場所属の米軍機による事故や緊急着陸等の事案が相次いでいる現状を踏まえ、同様な事案が二度と起こらないよう、原因究明とともに再発防止策を確実に講じ、安全管理の徹底を図ること。 7つ目といたしまして、普天間飛行場に配備されているMV22-オスプレイを他の拠点へ移駐すること。 各要請先では、返還合意の原点である、まちのど真ん中にある普天間飛行場の早期の危険性除去が最優先であることを改めて確認するとともに、既に返還合意から23年が経過しており、早期の解決が最も重要であるという認識を共有し、今後も普天間飛行場の一日も早い返還に向け、協力して取り組んでいくことを確認させていただきました。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 丁寧な答弁、部長ありがとうございます。私が聞いたのは、誰にお会いしたのかと聞いているのです。例えば、佐喜眞市長は上院の軍事委員長だったジョン・マケインとお会いできているのです。これは2016年です。伊波洋一市長は、2回目の訪米したときに、ダイアン・ファインスタイン上院議員とお会いできているのです。このファインスタイン上院議員は、海外基地見直し委員会の委員長だったのです。要は、キーマンにお会いできているのです。だから、松川市長は誰にお会いしたのですかということを、そこだけお答えお願いできますか。 ○平良眞一副議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。国防総省におきましては、メアリー・ベス・モーガン国防次官補代理代行、ポール・ヴォスティ日本部長代理、これが5月14日にお会いしているのですが、同日にマイケル・サン・ニコラス下院代議員、これはグアム選出の議員でございます。そうしまして、国務省におきましてはテッド・シーガー日本部長代行、マーク・ナッパー国務次官補代理にお会いさせていただいております。     (桃原 功議員「国会議員は。上院、下院」と呼ぶ) ◎鈴木宏治基地政策部長 連邦議会議員におかれましては、マイケル・サン・ニコラス下院代議員にお会いしているのみでございます。     (桃原 功議員「ハワイでは」と呼ぶ) ◎鈴木宏治基地政策部長 ハワイにおきましては、カネオヘ基地に視察をいたしまして、司令官とお会いさせていただきましたほか、カーク・コールドウェルホノルル市長と御面会をさせていただいております。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございました。やはり誰に会うというのは大切なことですから、ぜひその辺もちゃんとお答えするように、今お答えいただきましたけれども、お願いしたいと思います。 市長の訪米前の記事を少し見させていただきました。訪米前には、市長は普天間基地の辺野古移設計画に、私から発言することではないということで答えているのです。実際に訪米をされて、今言った国務省のシーガー日本部長代行や国防総省のモーガン国防次官補代理代行あたりから、辺野古への移設が唯一の解決策ということで彼らは言っているのです。その記事からは、市長のお答えもあるのですけれども、市長もそれに同意をする節が感じられるのです。先ほどの平安座議員の質問の中でも、辺野古移設に対して知事が代替案を示せないから、私は容認せざるを得ないというふうに聞こえたのですけれども、要はもう市長は普天間基地の代替先は辺野古ということで理解してよろしいのでしょうか、お答えください。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 お答え申し上げます。先ほど平安座武志議員のほうの辺野古移設に関する質問にお答えをいたしましたが、これまで23年間、SACO合意からこの間、普天間飛行場が動かないと。この間、宜野湾市民普天間飛行場に関する航空機の騒音問題、あるいは危険性の問題、事件、事故に関すること、この間23年も宜野湾市民が厳しい環境に置かれていると。宜野湾市長としましても、毎日のように危険な状態は非常に懸念をしているところでございます。 それからしまして、今辺野古への普天間飛行場代替施設の移設工事が進捗をしております。この間、玉城知事とお会いする機会も何度かございましたけれども、玉城知事からは普天間飛行場のほかの代替案は示さないということでございまして、現状からしますと宜野湾市長としましては、宜野湾市民のことを真っ先に考えて容認せざるを得ないのではないかという今考えに至っております。これは、きょう発言を、発信をしたわけではなくて、この間マスコミの皆さんのほうへも発信はしてございます。以上です。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 6月12日の琉球新報ですけれども、米議会調査局が新しい基地、新基地は厳しい課題だということで載っています。これは、米議会の調査局が調査をした。今後、これを分析して報告書にまとめて、上院、下院に提出されるということです。要は軟弱地盤が言われて、日本政府も軟弱地盤認めています。工期が、では10年かかるのか、12年かかるのか、何年かかるかもわからない。公共事業でありながら予算も示せない、期限も示し切れない、このような違法公共工事と断じざるを得ないのですけれども、ではその間、もし認めてしまったら、私たち宜野湾市民は10年以上も爆音にさらされて、落下物からの危険にさらされて生活を送るのか、それではいけないと思います。やはりすぐに返還させていくという姿勢が大事だと思います。今の代替施設を容認してしまうと、では私たちはずっと我慢しなければいけないのかというふうになってしまうのです。その辺市長はどうお考えなのか、見解をお伺いします。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 ただいまの件、御指摘はごもっともだと思います。懸念も、私も同様でございます。ただ、私としましては、宜野湾市長として何らかの、宜野湾市民の皆様に一つの手法として示すべきものだと思います。当然辺野古移設代替案に反対の皆さん、市民もいらっしゃいますし、ただ工事が進捗をしている中、さらに代替案がない。それに関しましては、これは消極的といいますか、容認をせざるを得ないという今発信をしております。 ただ、おっしゃるように、これが10年かかるのか、何年かかるのかわからないではないかということもございます。それは、宜野湾市としては現状、きょう、あすのことも考えますと、危険性の除去ということからしますと、一日も早い閉鎖、返還、運用停止、これは常に私は発信をし続けております。これは議会も、皆さんもそうですし、宜野湾市民の声としては、それが一番だと考えております。そのことは、これからもしっかり発信もし、取り組んでいきたいという意気込みであります。以上です。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 伊波洋一さんが市長の当時、2005年訪米しているのです。これ2回目の訪米ということで、議会で否決されて、結局私費で行ったときなのです。そのときに、上院、下院、あるいはシンクタンク以外にどこを回ったか。以外に、オーシャンサイド市、サンディエゴ市、自治体の長との意見交換をしているのです。このサンディエゴ市などは、どういう自治体なのかと。要は、閉鎖される海外基地を多く受け入れたい。基地と共存する環境が整っているという自治体なのです。だから、次回訪米するかどうかわかりませんけれども、ただもちろん普天間基地の、宜野湾市の現状というのは大事ですけれども、逆提案するぐらい、だって日本政府何も示してくれないから、辺野古が唯一というような思考停止の意見しか言わないから、そのぐらい次回訪米するのでしたらやってほしいなと思うのですけれども、市長の見解をお伺いしたいと思います。 ○平良眞一副議長 市長。 ◎松川正則市長 お答えいたします。ただいま桃原議員から御提案がございますけれども、サンディエゴ市と2カ所ですか、2005年にそのような情報があったということで、今提案でございますけれども、御意見は御意見として、提案は提案として承っておきたいと思います。一つの提案ということも、これまでないようなことでもありますし、ただ年数的にもう14年ですか、たってもおりますし、その辺の情報も一応また確認もさせていただきたいと思います。以上です。 ○平良眞一副議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) もう辺野古の基地は破綻していくと思います。軟弱地盤。何がトリガーになるかわかりません。ぜひ市長も頑張ってください。 ○平良眞一副議長 以上で25番 桃原功議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時56分) △午後の会議 ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。2番 伊佐文貴議員の質問を許します。伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 皆さん、こんにちは。議席番号2番、絆輝クラブ、伊佐文貴でございます。令和元年初めての議会ですので、市当局の皆様、議員の皆様、よろしくお願いいたします。それでは、議長の許しが出たので、通告どおり一般質問を行います。 これまで多くの議員の皆様が、有機フッ素化合物PFOS、PFOAについて質問されてきましたが、この有機フッ素化合物PFOS、PFOAが湧水などから検出され続け、現在市民に不安を与えている状況であります。本員にも多くの市民から問い合わせが多数寄せられているため、今回本市の水道水及び大山田いもへの有機フッ素化合物PFOS、PFOAについて質問していきたいと思います。 まず初めに、水道水に有機フッ素化合物PFOS、PFOAが混入しているのかお伺いします。残りは自席にて質問していきますので、よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 こんにちは。伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。有機フッ素化合物PFOS等が、北谷浄水場の水源の一つでございます比謝川や嘉手納井戸群において、他水源と比較して高濃度で検出されております。また、本市が浄水しております北谷浄水場の浄水からも、微量ではございますが、有機フッ素化合物PFOS等が検出されております。県企業局では、安全・安心な水道水を供給するため、北谷浄水場のPFOSとPFOAの合計値を77ナノグラム・パー・リットル以下とし、水質管理及び浄水処理を行っております。その結果、北谷浄水場における浄水のPFOS及びPFOAの濃度の合計値は、平均で30ナノグラム・パー・リットル程度で供給されておりますことから、人が生涯にわたって飲用しても問題がないとされております米国の生涯健康勧告値USEPAよりも、さらに安全性の高いレベルに低減された水道水でございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 部長、少し確認なのですが、この北谷浄水場の微量の数値とありますが、これは技術的に活性炭なので高濃度の有機フッ素化合物がほとんど取られていると理解してよろしいでしょうか。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。先ほど御答弁申し上げましたとおり、水源からは高濃度で検出されております。ただし、北谷浄水場の浄水においては微量、米国の生涯健康勧告値よりも低い、平均で30ナノグラム・パー・リットルという安全性の高いレベルに低減された水道水ということでございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。有機フッ素化合物PFOS、PFOAは、発がん性のリスクが指摘されていますが、実際のところ人体への影響はどのようなものなのか。また、浄水場から微量に検出されるという数値は、先ほどの答弁とちょっと重なるのですが、人体に影響がないのか、もう一度よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。有機フッ素化合物の毒性は、発がん性や胎児への影響があると言われておりますが、まだその詳細的な因果関係が明確になっていないことから、日本では水道法におきまして水質基準や管理目標値が定められておらず、要検討項目として位置づけられております。北谷浄水場の浄水につきましては、米国の生涯健康勧告値よりもさらに安全性の高いレベルに低減された水道水でございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 少しはちょっと本員も安心はしているのですが、今後有機フッ素化合物PFOS、PFOAが日本の水道法の水質基準や、また目標値が要綱になっていく計画はあるのか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。去る6月11日の新聞報道によりますと、厚生労働副大臣が国会答弁において、来年4月をめどにPFOS等の有機フッ素化合物に対する水道水の水質目標値を定める方針である内容の報道がございました。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 国も有機フッ素化合物PFOS、PFOAへの意識が高まっていると認識します。 では、本市はどのくらい前から、この有機フッ素化合物PFOS、PFOAについて把握しているのか、またいつごろから水道水に混入していたのか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場の水源が有機フッ素化合物に汚染された時期は定かではございませんが、有機フッ素化合物PFOSは平成21年に水道法における要検討項目に位置づけられたことを踏まえ、県企業局では平成25年から水源の水質検査を開始しているようでございます。北谷浄水場の水源の一つでございます比謝川や嘉手納井戸群において、他水源と比較して高濃度で検出され、またその浄水からも微量ではありますが、検出されたことについて、平成28年1月に県企業局より本市に報告がございました。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。では、北谷浄水場を水源としている本市以外の市町村の状況はどのようになっているのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場から水道水が供給されております市町村は、本市を含め沖縄市、北谷町、北中城村、中城村、浦添市、那覇市の7市町村でございます。また、この7市町村のうち、本市と北谷町につきましては、全ての区域が北谷浄水場からの給水供給でございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) では、この北谷浄水場から供給されている沖縄市、北谷町、北中城村、中城村、浦添市、那覇市のこの6市町村も、有機フッ素化合物PFOS、PFOAが検出されたのは、本市同様の微量の数値でしょうか、お伺いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。沖縄県企業局においては、北谷浄水場出口での有機フッ素化合物に関する濃度測定検査を行っております。北谷浄水場から供給されております、本市を含む7市町村におきましても、同じ浄水場の出口から浄水が送水されておりますことから、本市の水道水と同様の水質でございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。では、本市の水道水の供給源を北谷浄水場以外からの浄水場は確保できるのか、またそれは考えているのか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。県企業局が管理する浄水場は、北谷浄水場以外に石川浄水場や西原浄水場がございますが、いずれも本島東海岸側に位置する浄水場でありますことから、地形的にも本市へ送水することは困難でございます。したがいまして、北谷浄水場以外から受水することが、現状においては困難でございますので、本市上下水道局といたしましては、北谷浄水場における水源の見直し等について県企業局に要請したところでございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 別の水源を活用するとの先ほどの答弁でございましたが、どこの水源があるのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場の浄水におけるPFOS及びPFOAの濃度をさらに、より安全なレベルに低減できる手法としましては、やはり汚染源の取水停止が最も効果的な手法だと考えております。北谷浄水場の水源は、比謝川や長田川、嘉手納井戸群のほか、山城ダムや倉敷ダム、西海岸側の許田系統及び海水淡水化施設がございます。嘉手納基地周辺の河川や井戸群から取水を全て停止することで、水道水の安定供給上の面からは困難であるとしても、嘉手納基地周辺の河川や井戸群からの取水量の縮減ができれば、PFOS等の有機フッ素化合物の濃度はこれまで以上に低減されるものと考えております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。大分低減されると思うのですが、これにはまたちょっと時間かかるとの認識でございます。 今回、宜野湾市と特定されるような報道がされていたので、特に宜野湾市民は多くの不安を募らせている状況です。今後、本市も含め、7市町村合同でこの有機フッ素化合物PFOS、PFOAについて、県企業局に要請を行っていくよう、また取水調整の配分量を調整できるよう、PFOS等の有機フッ素化合物の濃度を軽減してほしいと思います。 この新聞の報道、メディアの本市の水道水の報道に対して、当局の考え方や取り組みについて御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場から水道水を受水しております7市町村連名での要請につきましては、今後関係市町村との連携を深め、検討してまいりたいと考えております。また、今般の新聞報道を受け、安心・安全であるべきはずの水道水汚染の記事に、上下水道局としましては大変驚愕したところでございます。これまでも県企業局と情報共有をし、安全を確認しながら水道水を供給してまいりましたが、今回さらなる水道水の安全性を高め、有機フッ素化合物の汚染源の蓋然性が高いとされる嘉手納井戸群及びその周辺水域からの取水の停止について、県企業局に要請をしたところでございます。 ○平良眞一副議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 少し関連いたしますので、私のほうからも御答弁させていただきます。去る6月13日、新聞でも皆さん御存じと思いますが、中部市町村会におきまして、防衛局のほうに強く要望した事項がございます。3点ほど要望したのですが、その中の一つに米軍基地周辺水域のPFOS等による汚染について、沖縄県の基地内に立入調査に協力するとともに、汚染物質を除去するための適切な措置を講ずることという1項目が入ってございます。これは、中部市町村会9市町村の代表として、会長の島袋市長を中心に、それぞれ関係する首長もしくは副首長が同行して防衛局に強く要請したところでございます。沖縄県の玉城知事も、同様な要請を防衛省のほうにしてございまして、防衛大臣もこれは米側に強く伝えるということでありましたが、いまだに回答がない状況であるということで、引き続き田中防衛局長のほうからも、強力にこれは知事の要請に応えて、県が立ち入って調査できるようにということで強く申し入れするという答弁をいただいてございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 今、副市長の御答弁によると、いろいろと今ほかの市町村も動き出しているということで、でもまだまだ本市が特定されているということで、まだまだ払拭がとれないと思っておりますので、これは実際に調べて調査研究をしない限りは、恐らく市民の方もまだまだ安心と言える状態ではないと思います。実際、本員も目にしましたが、新聞やSNS等でやっぱり宜野湾市と特定されていることから、本員にも有機フッ素化合物PFOS、PFOAについて、本当に宜野湾市の水道水は安全なのかという声が多く寄せられています。今後、さらに広がる可能性も含め、市は市民に対して本市の水道水は安心・安全だと言えるよう、上下水道局にはもっと市民に周知する機会をつくっていただきたいと思いますが、御見解をお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。有機フッ素化合物等に関する市民への情報提供につきましては、現在市のホームページにて「沖縄県企業局における有機フッ素化合物の検出状況について」を掲載し、県のホームページにリンクさせ、検出状況について広く市民の皆様へ周知できるように取り組んでいるところでございます。今後も引き続き市報なども活用し、市民の皆様が安心して水道水を使用していただけますよう広く周知してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) いろいろとこれから、もっと対応していただくというので、これは当たり前のことですが、水道水は直接口にする、または水道水は目で見て透明で、直接私たちが細かい不純物を目で確認することができないので、これは当たり前のことですが、それは信用を前提としてそういう供給されているという認識なので、ぜひ市当局が積極的に、もっと安心・安全と言えるよう周知して取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 それで、次に大山田いもへの有機フッ素化合物PFOS、PFOAの影響についてお伺いします。田いもに有機フッ素化合物PFOS、PFOAは混入しているのか、御答弁お願いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。沖縄県が実施した調査では、農作物からPFOS等は検出されず、農産物への影響はない旨の報告を受けておりますので、本市といたしましても当該調査の結果をもとに、田いもへの影響はないものと考えております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。新聞等で、市の特産品の田いも産地である大山地域の湧き水は有機フッ素化合物PFOS、PFOAが今でも高濃度で検出され続けるとの報道がありましたが、実際のところ、この大山田いもへの風評被害について把握しているのか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。担当のほうで、大山田いも生産組合及び農産物の直売所でございます、はごろも市場へ問い合わせを行ったところ、大山田いも売り上げに関する影響は特になく、例年どおりの売り上げで推移しているとの報告を受けております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 本員も含め、大山には石川慶議員、又吉亮議員も大山出身でございます。私たち大山が地域なので、このような報道に対し、大山の田いもは食べても健康被害はないのか、大丈夫なのかとの不安の声が寄せられています。この田いもは、お盆等の行事では欠かせない食べ物の一つになっておりますので、生産者の方はお盆前でとても不安で、困惑している方も実際おられます。先ほど桃原功議員からも御指摘がありましたが、現在大山の田いもはいろいろな意味で被害を受けていると思います。湧き水などの被害もそうですが、安心して食べられるレベルと言われているにもかかわらず、このような報道が出たために消費者や生産者に不安を与える状況となっております。この問題の抜本的解決策は、汚染源を早く特定しないことには解決しないことだと本員は思っております。一日も早く地域の方に安心していただけるよう、汚染源のある可能性が高い普天間基地への調査をお願いします。この問題は、市長にも強く要望いたしますので、よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問へ行きたいと思いますので、よろしくお願いします。続きまして、高齢者の居場所づくりについて質問します。居場所とは、65歳以上の高齢者が気軽に集うことのできるスペースで、介護予防や健康増進、さまざまな地域の場となるものです。本市の高齢者の通いの場やサークル等の居場所は何カ所あるのか。また、何名の方が通っているのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 議員の皆様、こんにちは。それでは、伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。いきいき100歳体操の実践を目的とする通いの場が、市内に14カ所、気軽に通える居場所が1カ所ございます。そのほかにも市内全自治会が開催していますミニデイを初め、赤道・伊利原老人福祉センターでは、センターが主催する31種類の教養講座と、67団体の自主サークルがございます。100歳体操をメーンとする通いの場は、平成30年度は約180名が参加されております。居場所については、7~8名となってございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。この通いの場やサークル等で介護予防の効果はどのくらいあるのか。これは、身体的、財政面の両面から御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、通いの場のメーンとなっております100歳体操についてでございますが、介護予防の効果があるというエビデンスのもと、全国展開されております。本市におきましても、通所型サービスCを卒業後、通いの場に通われ始めた方が複数名おりますが、1年以上経過した現在も、現行相当通所サービスの利用や、介護認定に申請することなく、通いの場へ通われております。 次に、財政面ですが、具体的な数字を申し上げますと、現在の通いの場の利用者数が、現行相当通所介護サービスを1年間利用した場合と単純比較した場合、最大で平成28年度は約300万円、平成29年度は約2,000万円、平成30年度は約3,500万円の総合事業費軽減の試算結果が出てございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。財政面では、平成30年度は3,500万円の総合事業費の軽減効果が出ており、本員もとてもこれはいい結果であり、これから本市の財政を圧迫している国保の医療費の抑制にもつながると思います。 では、今後本市では、通いの場やサークル、居場所等を何カ所目標としているのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。まずは、市内各自治会の区域内への開設を目指し、その後は地域のニーズや特性などに応じまして、住民主体による多様な通いの場や居場所の立ち上げに取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) この通いの場や居場所をふやすに当たって、何か課題等がありますか、御答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 お答えいたします。課題としましては、介護予防に対する住民への意識づけ、実施場所と継続の支援と考えてございます。住民の方々へは、引き続き窓口や各種イベント等での普及啓発に努めてまいります。実施場所や継続の支援に関しましては、先ほど答弁申し上げましたとおり、理学療法士の有効活用と、立ち上げまでの住民に向けてのマニュアル作成や、自治会以外の開催場所の開拓も検討しているところでございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 部長、ありがとうございます。5月に、香川県高松市に会派で視察に行ってまいりました。高松市は高齢者の居場所づくり事業で、平成26年度から平成28年度までの3年間で300カ所を目標にして、平成26年度末113カ所、平成27年度末188カ所、平成28年度末240カ所、現在では244カ所ふやしたと聞いております。この居場所づくりは、徒歩圏内に1カ所を目安として、3年間で131カ所ふえており、本市同様の健康体操や数多くのサークル活動等があるとのことでした。これは、市からの支援でこの事業に力を入れた結果、多くの介護予防にもなり、高齢者の健康づくりにとても大きな成果を出していると本員は感じました。 では、本市の高齢者は何名いるのか。そして、そのうちひとり暮らしの高齢者は何名いるのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。平成30年度末のデータで御答弁申し上げます。65歳以上の高齢者1万8,704人のうち、ひとり暮らしの高齢者は5,696人となってございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。高齢者が、心身機能の衰えに伴い閉じこもりがちとなり、社会との接点をなくして孤立することなどを防ぐため、まずはお茶会や話し合える気軽な場所からスタートし、その後は健康推進のために体を動かす機会を設け、通える居場所の開設を進めてほしいと思います。気軽に通える居場所ができることで、ひとり暮らしの高齢者の安否確認にもつながると思います。今後、本市の高齢者の通いの場やサークル、居場所づくりの取り組みについて、どのように考えているのか御答弁をお願いします。
    ○平良眞一副議長 健康推進部長。 ◎比嘉直美健康推進部長 御質問にお答えいたします。通いの場、居場所ともに現在ふえている状況にはございます。今後も新規立ち上げに向け、行政、社会福祉協議会、地域包括支援センターと共同で取り組みながら、立ち上がったサークルの継続についても理学療法士派遣によりサポートしてまいります。また、住民に向けての立ち上げマニュアル作成や、自治会以外の開催場所の開拓も検討しているところでございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。今後、団塊の世代が国保から後期高齢者医療制度に移行してまいりますので、そうなると自然と医療費もふえてきます。この医療費は、もう抑えることはできないと思っております。なので、早目にこの総合事業の中で、通いの場やサークル、居場所づくりに力を入れていただいて、介護予防につなげてほしいと思います。高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを継続できるよう、本市を中心にして支援していただきたいと思います。 では、次の質問へ移りたいと思います。続きまして、施設型共同墓の整備について質問したいと思います。4月に会派の視察で、浦添市の施設型共同墓を見てきました。その施設背景には、増加する市民の墓地需要に介するとともに、新たな墓地建設の抑制、市内に点在する既存墓地の整理統合を図ることを目的とし、少子高齢化や核家族化が進む中、お墓がない、お墓を継ぐ者がいないなどの将来のお墓のことで不安を持つ方々を安心へ導くことができる、とてもよい施設の印象を受けました。 そこで、本市でこのような身寄りのない方、または金銭的に余裕のない方からのお墓に関する相談はどのくらいあるのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。那覇市や浦添市において施設型共同墓が整備されていることから、本市にも公営の墓が整備されているのかといった問い合わせが、窓口への来庁も含め、平成30年度から今年度までに数件程度寄せられております。問い合わせをされた方が、身寄りのない方、金銭的に余裕のない方かどうかの確認はとれておりませんが、相談の背景には身寄りがないなどの理由があったのではないかと推測されます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) わかりました。本員には、複数の方からの今まで相談があり、その中に突然病気や不慮の事故で親が亡くなるケース、子供が亡くなるケースがあり、金銭面で余裕のない方、特に若い方の場合、お墓を建てることができない、またお墓がない等のことで金銭的な負担が大きいという話がございました。なので、この施設型共同墓を本市に建設し、少しでもそういった市民の金銭的な負担をなくすようなことができるよう施設型共同墓の整備を進めてほしいと思いました。今後、墓地公園などの施策はあるのかお伺いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。現在、西普天間住宅地区跡地利用計画で配置されております墓地ゾーンへ公営墓地の整備の検討を進めており、当該公営墓地には区画割りされた墓、個人墓地と納骨堂、施設型共同墓の機能を持たせることを計画しております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。浦添市では、1体用納骨檀865檀、2体用納骨檀2,600檀、合葬室が約1万5,000体を収蔵可能ということなので、この前、平良眞一議員からもありましたように、本市の抱える無縁墓や無許可の個人墓の数に対応できるような計画を本市でもやっていってほしいということでお願いします。 そこで、先ほども話ありましたが、他市の施設型共同墓の状況についてお伺いします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平成26年度に那覇市で、平成30年度に浦添市において、施設型共同墓が供用開始されていることを確認しております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 本員も視察に行った際、浦添市の施設型共同墓の状況について伺ったところ、施設へのアクセスがとてもよい、見晴らしもとてもきれいな場所にあったのです。市が永代で管理していくため、跡継ぎがいないなどの問題も解決できて、安心とのメリットが多く、施設整備に当たっては大規模な用地確保が難しい市民の公営墓地に対するニーズの変化等も踏まえ、駐車場やトイレなど必要となる附帯設備も整備され、お墓という暗いイメージを払拭できる公営墓地整備を基本としているということでした。 本員も、実際その施設の中に入ったのです。そのときに、本当に中も光をとても多く入れるような設計で、本当イメージがお墓のイメージと違い、とてもきれいな施設だと感じました。この建物の管理は、シルバー人材の方に委託しているとのことで、シルバー人材の方の仕事も確保できたと、浦添市やシルバー人材の両面にメリットがあると話していました。また、建設に当たり、浦添市は一括交付金を利用していて、市の財政の負担も少なくなるのでと話がございました。ぜひ本市も一括交付金の利用について検討していただきたいと思います。部長、この一括交付金の利用だけでもちょっと見解お願いしてよろしいでしょうか。 ○平良眞一副議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時16分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時16分) 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 失礼しました。前回、平良眞一議員のときにも答弁申し上げましたが、跡地推進交付金の次の交付金、沖縄振興推進費などを活用することを想定しております。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 部長、ありがとうございます。 では、次の質問へ移りたいと思います。続きまして、はごろも小学校への案内板設置について質問したいと思います。3月議会で保護者や小学校関係者から、はごろも小学校の場所がわかりづらく、案内板を効果的な位置に設置ができないかと質問しましたが、答弁では検討してみたいとのことでしたが、その後の進捗状況をお伺いします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。はごろも小学校の案内板につきましては、どの場所に設置が可能か、引き続き検討しているところでございます。このこととあわせて、今年度につきましては案内板の基礎構造、あるいはデザインなどの設計を行ってまいりたい、このように考えているところでございます。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) 部長、前向きな答弁ありがとうございます。では、この設置をいつまでに可能なのか、ご答弁をお願いします。 ○平良眞一副議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。案内板の設置につきましては、案内板設置の費用、それから設置場所の占用許可が必要ということになってまいります。従前ございました国道58号、あるいは国道58号バイパスの道路上の設置につきましては、南部国道事務所にお伺いを立てたところ、大変難しいとの回答がございました。したがいまして、設置場所は市道の歩道などを今検討しているところでございます。 なお、設置につきましては関係部署と協議をしながら進めていくことをしておりますけれども、設置につきましては早くても次年度以降ということになろうかと思います。 ○平良眞一副議長 伊佐文貴議員。 ◆2番(伊佐文貴議員) ありがとうございます。設置場所は、市道とのことで理解をいたします。現在も本員に、保護者や小学校関係者の方から、はごろも小学校の入り口が渡りづらいとのことが、まだ声がありますので、次年度には設置できるよう関係部署の方と協議しながら進めてもらっていってほしいと思います。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○平良眞一副議長 以上で2番 伊佐文貴議員の質問を終わります。 ○平良眞一副議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時20分) ○平良眞一副議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。26番 米須清正議員の質問を許します。米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 皆さん、こんにちは。26番、結・市民ネットワークの米須清正でございます。3月議会に引き続き、今回も4人目、本日最後の質問者となりました。あとしばらくおつき合いのほどよろしくお願いいたします。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告してあります一般質問を1番から5番まで順を追って進めていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、まず初めに中城村との境界ハンタ道についてお伺いします。今回は、赤道2丁目の擁壁工事が行われる赤道のほうを一般質問していきたいと思います。それでは、当局よりいただいた工程表で、ハンタ道擁壁工事表を見ているのですが、まず発注準備が4月から5月20日、現場説明、それから入札契約が5月20日から6月20日までとなっていますが、その進捗状況をお伺いいたします。御答弁をお願いいたします。あとは自席にて質問を進めさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 米須議員の御質問にお答えいたします。中原区自治会長へ説明した工程表の中から説明をさせていただきます。ハンタ道設計業務委託の進捗につきましては、5月17日に現場説明を行いまして、5月29日に入札、6月10日に契約締結を行いまして、現在受注者と設計協議を進めているところでございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 現場説明が5月17日と、一応ネットで見たのですが、ハンタ道道路擁壁実施設計業務の入札業者も決まっているということで、順調に進んでいくのではないかなと思っております。それでは、6月20日から9月いっぱいで擁壁設計となっていますが、工事区間はどこからどこまでの間か、お答えお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。工事の施工範囲につきましては、赤道2丁目21番付近を予定していますが、現在設計業務進めていますので、その後で施工範囲や、また工事費も含めて確定をしていきたいというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 赤道2丁目21番地の件ですね。これから設計において決まっていくということで了解しました。それでは、擁壁設置部分の権利者の確認が6月からになっていますが、どのようになったか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。擁壁設置部分の権利者の確認につきましては、これから調査をし、権利者特定と擁壁設置工事の説明を行っていきたいというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 権利者確認がこれからということなのですが、確認して、それから説明会を持つということになるわけですよね。それでは、この説明会の件なのですが、適切な時期に地域住民への説明会をすべきだと思うが、計画はあるのかお伺いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。地域住民への説明会につきましては、中原区自治会長からも依頼がございますので、設計を協議して、説明会の準備ができたら自治会長と調整をいたしまして、説明会を開催していきたいというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) ぜひ自治会長とも相談しながら、また地域住民とも一緒になって開催してほしいと思います。よろしくお願いします。それでは、擁壁工事が12月となっていますが、工事完了後の市道認定は可能か、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。ハンタ道につきましては、擁壁工事完了後であっても、現状として幅員が狭隘な場所があり、また起伏もあることから、市道としての認定が厳しく、今回の擁壁設置箇所のみならず、これまでの道路維持管理で対応しているところでございます。また、沖縄県の土砂災害危険箇所や土砂災害警戒地域にも位置するため、市道認定することは厳しいというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) わかりました。市道認定は、すぐには厳しいと。これからということもありますので、まだ先は長いですので、また要請していきたいと思っております。いよいよ赤道のほうが工事が始まるということで、非常にうれしく思っていますが、ぜひ事故のないように頑張ってほしいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次に移っていきたいと思います。保育行政について、保育士確保に向けての取り組みを伺う。保育施設が確保できても、保育士がいなければ問題解決が進みません。市としても、施設のほうは確保できていると思うのですが、そこに働く保育士は足りないと思います。そこで、保育士確保に向けた取り組みについて、保育士の人材不足解消のために市として行っている事業を述べていただけますか、よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 こんにちは。御質問にお答えいたします。本市におきましては、待機児童解消のための保育士確保策として、国、県の補助事業を活用し、保育士の新規確保を目的として実施する保育士試験対策事業や、保育士の就業継続及び離職防止を図り、保育士が働きやすい環境を整備することを目的とする保育士宿舎借上支援事業を含め、今年度は9つの事業を実施する予定となってございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) ありがとうございます。市としても保育士試験対策事業、それから9つの事業を前年度に引き続きやっていくということですよね。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 それから、次に現在保育士の資格があっても保育園に働いていない、いわゆる潜在保育士は宜野湾市に何名いるのか。約何名いるのかでいいですから、よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市の保育士登録者は、直近のデータでは約900名おり、そのうち潜在保育士が何名いるかは統計がとられておらず、把握できておりませんが、沖縄県の資料によりますと、県全体の保育士登録は平成30年4月現在で2万3,134人で、そのうち従業者は9,328人となっております。したがいまして、約半数以上が、資格を持っていてもさまざまな要因で保育に従事していない状況がうかがえるところでございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 宜野湾市の保育士の登録者は約900名ということなのですが、その過半数が資格を持っていてもさまざまな要因で保育に従事していない状況がうかがえるということなのですが、この潜在保育士も入れての合同就職説明会ですか、これまで2回の保育士への合同就職説明会を開催していると思うのですが、実施内容なんかお答えできますか、よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。昨年度の実績で申し上げますと、平成30年10月7日に沖縄コンベンションセンター会議棟にて宜野湾市合同就職説明会を実施いたしました。25の認可保育所が出展し、65名の来場者がございました。前年度の23名を上回る多くの方の来場者となっております。また、説明会後に事業の一環といたしまして、市内保育所を見学するバスツアーも開催し、延べ21名が参加しております。最終的に参加者のフォロー調査を行い、宜野湾市内の保育施設に14名の採用があったことが報告されてございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 1回目が23名、2回目、平成30年10月7日に開かれたのが65名ということなのですが、その結果、宜野湾市の保育施設に14名の採用があった、すばらしいことです。本当に当局の頑張りで、実績になって数字にあらわれてきたということで、ぜひこの件は続けていただきたいと思います。 それでは、次に保育士合同就職説明会は今後も続けていってほしいと思いますが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。議員御提言のとおり、保育士確保対策は本市といたしましても喫緊の課題と捉えております。今年度の待機児童71名のうち、保育士不足で36名の定員割れも起こっております。また、今後の幼児教育・保育の無償化の影響により、保育ニーズはますます高まるものと見込まれておりますことから、引き続き保育士確保対策を重要施策として取り組んでまいりたいと存じます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 待機児童71名、これが保育士不足で36名の定員割れにもなっているということなのですが、引き続き保育士確保対策を重要施策として取り組んでいけたらいいかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、幼児教育・保育の無償化の取り組みをお伺いいたします。まず初めに、幼保無償化とはどのような制度なのか、御説明をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。子育てを行う家庭の経済的負担の軽減を図るとともに、女性の社会進出を推進し、質の高い幼児教育の確保を目的としており、無償化の対象は幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳までの全ての子供たちの保育利用料が無償化され、ゼロ歳から2歳までの子供たちにつきましては、住民税非課税世帯を対象といたしまして保育利用料が無償化されます。また、認可外保育施設等を利用する子供たちも同様に、月額の上限を定めて保育利用料が無償化される予定でございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) よくわかりました。ありがとうございます。 次に、幼保無償化を実施する改正子ども・子育て支援法が5月10日に成立しました。これにより、10月から3歳児から5歳児が給食や実費などを除いた保育料が無償となる。現在、園を利用していない子供も、この機会に保育園に預けて働きたいと思う人がふえると同時に、認可外保育園は完全な無償化ではないため、認可保育園に預けたいと思う人が今以上にふえ、待機児童がふえることが懸念されていますが、その対処はどのように考えているのか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。議員御指摘のとおり、無償化の影響により保育ニーズはますます高まるものと予想され、受け皿の確保につきましては重要な課題と捉えております。現在、第1期の子ども・子育て支援事業計画に定めた3,900名を超える3,991名の定員確保を達成しており、今後は現在策定中の第2期子ども・子育て支援事業計画において、無償化の影響も踏まえた保育の必要量を見込み、確保策を検討していきたいと考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 現在、第1期の子ども・子育て支援事業計画に定めた3,900名を超える3,991名と、定員確保を達成しておるということですが、無償化の影響も踏まえた保育の必要量を見込み、確保策を検討していきたいという御答弁でしたが、それでは次の平成30年6月現在、市内に認可外保育施設が28施設あり、県の指導監督基準を満たさない認可外保育所が何園あるのか、またその施設も無償化の対象施設となるのかお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。直近のデータで申し上げますと、現在市内には認可外保育所が29施設あり、そのうち7カ所は企業主導型保育所であり、残り22カ所が県の指導監督を受ける認可外保育所となります。その22カ所のうち7カ所が、現在指導監督基準を満たしていない施設となっております。なお、10月から実施予定の幼児教育・保育の無償化では、指導監督基準を満たさない認可外保育施設においても、経過措置といたしまして5年間は猶与期間を設定されており、その期間の範囲で無償化の対象施設となります。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 直近のデータで、先ほど質問で28施設と質問したのですが、29施設ということで了解いたしました。そして、そのうち7カ所が指導監督基準を満たさない施設となっているということなのですね。それから、指導監督基準を満たされない認可外保育施設においても、経過措置として5年間は猶与期間を設定されているということですよね。ありがとうございます。 それから、4歳から5歳児が通う公立幼稚園には何名の幼児がいるのか。また、幼保無償化に伴って保育料はどのようになるのか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 こんにちは。米須清正議員の御質問にお答えいたします。令和元年5月1日現在、市内9公立幼稚園に通う幼児数は、4歳児118名、5歳児414名、計532名でございます。保育料につきましては、幼児教育・保育の無償化に伴い、10月以降は無料でございます。また、預かり保育の保育料につきましては、長期預かりを利用している5歳児につきましては無料でございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 531名とお聞きしたのですが、当局よりいただいた資料を見ていますと、公立幼稚園9施設の定員と入所児童数が、4歳児で定員270名に対し入所児童数が118名、5歳児で定員735名に対し414名と、大幅に入所者数が少ないのですが、この件に関して御説明をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。幼稚園児が減少している原因といたしましては、宜野湾市内保育所等の施設、保育園児の定員の増加に伴い、保育所等を選択している保護者が多くいるためではないかと考えてございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) わかりました。保育園が多くなったということで、そのまま5歳まで通うというような感じになるわけですね。ありがとうございました。 それでは、幼保無償化による利用者の事務手続とかはどのようになりますか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。10月から実施予定の幼児教育・保育の無償化の対象となるには、まず給付認定を受ける必要がございます。従来の教育・保育給付認定を既に受けた利用者につきましては、みなし認定となり、申請は不要となります。また、認可外保育施設などを利用する場合は、新たに設けられた施設等利用給付認定を受ける必要がございます。この手続につきましては、今後市から市民へ周知し、10月の開始前までに施設等利用給付認定の通知を行うことになります。現在、国から示された事務フローが最終的な確定ではないため、10月以降の手続も含め、調整が進み次第、市民への周知を図ってまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) ありがとうございます。今後、市民へ周知を図っていければいいかなと思っていますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 続きまして、3番目のPFOS、PFOA、PFHxS等の有機フッ素化合物への対応策についてお伺いいたします。この件に関しましては、多くの議員の皆さんが質問を取り上げています。重複すると思いますが、確認のため質問をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 米軍嘉手納基地や普天間飛行場の周辺の河川や地下水などから、高濃度の有機フッ素化合物PFOS、PFOA等の有害物質が検出されている問題で、市は県企業局に対して北谷浄水場系統における水道水の安全性の確保について要請されていますが、2番目の有機フッ素化合物の基準値または安全性の確保がとれるまで、嘉手納井戸群及び周辺水域からの取水を停止し、別の水源確保を図ることとありますが、この件に関しまして可能かどうかお答えいただきます。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 米須清正議員の御質問にお答えいたします。北谷浄水場におけるPFOS及びPFOA等の濃度をさらに、より安全なレベルに低減できる手法としましては、現時点ではやはり汚染源からの取水停止が最も効果的な方法だと考えております。また、北谷浄水場の水源は比謝川や長田川、嘉手納井戸群のほか、山城ダムや倉敷ダム、西海岸側の許田系統及び海水淡水化施設がございます。嘉手納基地周辺の河川や井戸群からの取水を全て停止することで、水道水の安定供給上の面からは困難であるとしても、米軍基地周辺の河川や井戸群からの取水量の縮減ができれば、PFOS等の有機フッ素化合物等の濃度はこれまで以上に低減されるものと考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) ありがとうございます。それでは、次に行きます。PFOS汚染について情報収集を行い、県や他の市町村とともに話し合いを始めてほしいと思いますが、いかがでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。北谷浄水場から受水している県内7市町村と県企業局では、安全・安心な水道水の水質向上に関することや、水道事業に関する情報共有を図ることを目的に、北谷浄水場系統受水市町村連絡会議が以前より設置されているところでございます。これまでも有機フッ素化合物PFOS等の問題につきましては、情報交換や協議調整を行っているところでございます。有機フッ素化合物PFOS等に関する取り組みにつきましては、引き続き本連絡会議を通し、県や関係市町村との連携を図りながら、情報交換や情報収集に努め、安全・安心な水道水の供給に努めてまいります。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。
    ◆26番(米須清正議員) これまでどおり、ほかの市町村とともに情報交換とか行ってほしいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、湧水地点で飲用禁止の看板設置は4カ所確認しましたが、チュンナーガーの湧水はポンプアップして喜友名区において150世帯、簡易水道として家庭菜園などに使用されていると見られますが、自治会、区民への説明会は持たれたのでしょうか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 米須清正議員の御質問にお答えいたします。チュンナーガーの湧水に関しましては、県道81号線の歩道沿いにポンプアップされている箇所へ看板を設置しております。このことに関しましては、県道管理者であります沖縄県中部土木事務所と調整等を行った上で設置をしており、また設置したことに関しましては自治会へ報告を行っております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 部長、ありがとうございます。喜友名区民とか、それから市民の皆様には、こういった説明会なんかは行っていないわけですか。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。県が湧水の調査等を行っておりますが、そういったものの報告会に関しましては、本市も同席の上対応してまいりたいということで、以前から答弁は差し上げております。ですので、年に2回、県が調査したタイミングで、夏と冬の2回、そういったものの報告のときには市も同席して、区民の方へ説明等をやってまいりたいと思います。 この看板等につきましても、今市民の不安の声等が大きくなってございますので、できるだけ不安を払拭できるようなあり方等については、自治会等を含め対応してまいりたいと考えます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 市民と、それから区民、みんな水に関してはぴりぴりしているはずですから、ぜひ説明会とか、いろいろそういった風評を取り除くような感じで持っていければいいかなと思っています。以上です。 それでは、この前の中央公民館での説明会を聞いて、報告会ですか、一応報告しておきます。北谷浄水場の水道水を利用している県民、それから市民の皆様に、6月16日、中央公民館で京都大学医学部の小泉昭夫名誉教授の説明会があり、参加してきました。中央公民館での調査報告では、水道水は安全だとした一方、水道水を飲用していない南城市民の血中濃度も全国平均より高いことから、大気調査を実施するということでした。宜野湾市、それから宜野湾市大山地区では、普天間飛行場で使用された消火剤成分が地下水を経由して、畑土壌を汚染していると考えられます。そこで栽培されている田いもにPFOSなど検出されましたが、微量であり、摂取による健康リスクは十分低いと考えられ、田いもは食品として安全と考えられましたという結論が出ましたが、これからも市民への情報提供を速やかに周知するようお願いいたしまして、次の質問に移っていきたいと思います。ありがとうございます。 次に、通学路の安全対策についてお伺いいたします。質問に入る前に、通称「富浜カジマヤー」の市道長田6号に入ったところの電柱3本が、当局のお計らいで反対側に移設されて、道路が広く感じ、琉大側からの車両がスムーズに通れるようになりました。早急な対応まことにありがとうございました。 それでは、質問に移っていきます。通称「富浜カジマヤー」前に矢印信号機の設置を求める件で、以前にもお伺いしましたが、その後の経過をお答えください。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。昨年の12月議会でも答弁させていただきましたが、現在の信号機を矢印、すなわち右折表示式の信号機への変更となると、新たに信号機を設置することになり、時間を要することになりますが、時差式への変更は制御盤の調整で済むため、さほど時間は要しないとのことでございます。信号機の仕様変更につきましては、既に宜野湾警察署に要請しており、警察署も公安委員会へ上申しているとのことでございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 部長、ありがとうございます。矢印信号でなくても、時差式でも何秒かちょっと遅くするというようなあれは可能、もうなるべく早目にやってほしいと思うのです。よろしくお願いいたします。今、全国的に高齢者の事故が多発して、マスコミや新聞報道、テレビなどでよく見ます。特に右折の矢印信号のついていない交差点、この宜野湾市でも何カ所かあると思います。去った5月8日、滋賀県大津市で信号待ちをしていた保育園児の列に軽自動車が突っ込み、園児2人が死亡、13人が重軽傷を負ったその場所も、やはり右折信号がないところだったと思います。この富浜カジマヤーも、朝の交通量の多い時間帯には右折車両の信号無視が多く、危険を感じるときがほとんど毎日。バス路線でもありますし、当局も前向きに考えてほしいと思いますので、よろしく関係機関のほうへ要請をお願いいたします。 次に、長田区内ガードパイプの修復整備及び市道長田5号にハンプ設置を求める質問で、市道長田・愛知線、愛知1号愛知交番までのガードパイプが腐食して落ちている場所もあり、また事故で折れ曲がった箇所が見受けられます。確認の上、補修をしてほしいのですが、いかがでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 米須議員の御質問にお答えいたします。当該道路のガードパイプにつきましては、物損事故による損傷、また経年劣化による腐食を確認していますので、今後修繕、補修を行ってまいります。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) よろしくお願いいたします。それでは、物損事故などでガードパイプが破損した場合の修復までの流れを説明していただけますか。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。物損事故でガードパイプなどが破損し、警察等により一報がある場合には、現場状況の確認を行います。加害者のほうは保険会社に依頼し、破損したガードパイプ等の復旧の手続を進めてもらい、復旧作業後、現場確認をし、引き渡しをさせていただいています。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) その場合、修復するのは市のほうになるのですか、それとも保険会社になるのですか。それとも、向こうから連絡なければどのようになりますか。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。例えば、事故が起こった場合、警察のほうから私どものほうへ一報が入ってきます。その場合に、また加害者のほうも確認ができていますので、加害者のほうは保険に入っている場合に限って説明をいたしますと、保険会社に依頼しまして、保険会社のほうでまた対応していきます。ただ、物損事故、ぶつけてそのまま事故の報告もなく、そのまま加害者が特定されない場合は今のような状況になりますので、私たち市のほうで補修等は行ってまいります。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) よろしくお願いいたします。 それでは、次に市道長田5号へのハンプ設置についてお伺いいたします。旧長田公民館前より下っていって左折したところが市道長田5号になりますが、この場所は住宅街になっていて、朝の登校時には40名ぐらいの児童が通学路として利用しています。当局としても、安全対策として両サイド白線を引いて注意を促していると思うのですが、変わらないということを聞いております。特に朝の出勤時には、県道32号線からの国道330号への抜け道として利用されていて、車の数がとても多く、また左折したら下り坂になっていて、自然にスピードが出る危険な場所です。自治会から朝の交通ボランティアも参加して指導を行っているのですが、危ないということを聞いております。自治会からも、ハンプ設置要請も出ていると思いますが、いかがでしょうか。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。設置要請につきましては、平成31年1月28日に長田区自治会のほうからハンプ設置等の要請があったことは確認をしております。市といたしまして、ことし2月に交通安全対策事業で外側線を引き、注意喚起をしてまいりましたが、車両交通の状況の改善が見られないというふうに再度自治会から聞いております。今後の対応といたしましては、ことしの7月に合同安全点検も行われますので、現場状況を確認し、必要性を確認ができましたら、ゼブラ表示の路面標示や、またハンプ設置についても含めて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) よろしくお願いいたします。先日、市道伊佐・大山線にハンプ設置の場所を見てきました。両サイドにポールが立っていて、そして道路にハンプが敷かれていたと。本当に目立つポールが立てられ、ハンプが設置されていたため、前方から来る車が一時停止、あるいはスピードを緩めている状況で非常によかったと思っています。ぜひ質問した箇所にハンプの設置をお願いいたしまして、次の質問に移っていきたいと思います。よろしくお願いします。 次は、長田3丁目30番付近の側溝整備についてお伺いいたします。まず初めに、現場の雨水排水状況は確認していますか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 米須清正議員の御質問にお答えいたします。長田3丁目30番付近の雨水排水施設に関する整備状況の確認についてでございますが、当該道路は個人が管理する私道で、道路内に排水施設は整備されておりますが、その末端部分が、市が管理する排水施設に接続されておらず、排水末端はヒューム管により、隣接する畑に排水が放流されている状況を確認しております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) ありがとうございます。場所は確認したと。この場所は、県道32号線から、元ユニオン長田店があった向かいから長田小学校体育館に向かう私道です。以前、途中まで側溝整備が行われていますが、先ほど部長からお伝えいただいたように現在排水口が他人の畑へ流れ込んで、畑は既にもうできない状況です。側溝の雨水排水を県道32号線の側溝に接続することはできないかお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。当該私道の排水施設を県道に接続できないかとの御質問でございますが、当該私道路は県道32号線よりも標高が60センチ程度低いため、排水の勾配が逆勾配となることから、県道32号線への排水接続につきましては、構造的に困難な状況でございます。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 県道32号線よりも60センチ低いということで、できないということですが、それでは宅地の隣に里道がありますが、その里道を利用して雨水排水路整備はできないのか、御答弁をお願いいたします。 ○平良眞一副議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。当該流域の排水につきましては、地形的にも長田公民館側に位置する本市上下水道局が管理する排水施設に接続する方法が構造的にも容易であると考えております。しかし、当該排水施設と長田公民館側の本市が管理する排水施設までの間には、里道を含め、私有地を横断する必要がございます。排水施設を私有地に整備するためには、所有者の同意が必須となることや、整備後の維持管理のあり方について、関係地権者や自治会等とも協議調整をする必要がございますので、当該地区の排水施設の整備につきましては、今後地権者や自治会等の意向も確認しながら検討してまいりたいと考えております。 ○平良眞一副議長 米須清正議員。 ◆26番(米須清正議員) 部長、ありがとうございます。実は、私きのう議会終了後、あの大雨の中、現場に行ってきました。設置されたマンホールから、鉄砲水が畑に直接流れ出して、本当に地主にとってはたまったものではないかなと思いました。どうか自治会と、それから土地の所有者、それから地権者とも早急に話し合いを持ち、この排水路整備に尽力をいただきますようよろしくお願いいたしまして、僕の一般質問を終わりたいと思います。あと4分は、9月議会にキープしておきます。よろしくお願いします。 ○平良眞一副議長 以上で26番 米須清正議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は6月20日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時34分)...